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2021年12月20日
河合塾グループ×UNIVAS、マンガで運動部学生のデュアルキャリアを加速
河合塾グループのKEIアドバンスは16日、『スポーツを通した多面的な学び』を紹介するマンガ形式の教材と海外遠征にも役立つ英語教材『スポーツ探究英語入門』を、同社と大学スポーツ協会が共催する「入学前教育プログラム」のラインアップに追加したと発表した。
これは、「総合型選抜」や「学校推薦型選抜」等で入学する運動部学生を対象にしたもので、入学前だけでなく、入学後も運動部学生のデュアルキャリア形成を加速する。
“デュアルキャリア(「学業」×「競技生活」)“の考え方は社会に浸透しつつある。同社と同協会が昨年刊行した『大学の運動部学生のための「学び」のハンドブック』は、先輩アスリートの経験談や大学での「学び方入門」など運動部学生のデュアルキャリアを後押しする内容で学生や導入大学から好評を博した。
今年は第2弾としてマンガ形式の教材『スポーツ知への招待』をリリース。旧態依然な弱小野球部にやってきた新入部員と女性監督が「スポーツ科学」を駆使してチームを成長させていく姿を描く。物語の中で大学での学びが運動部での活動に生かせることを示し、「学ぶこと」や「自分で考えること」が競技力と学びの成果向上につながることを伝え、学生のデュアルキャリアの姿勢を育む。また、同書を題材とした講義形式のオリエンテーションも用意し、活用を促す。
同時にリリースする『運動部学生のためのスポーツ探究英語入門』は、昨年好評だった数学入門に続く第2弾。近畿大学フェンシング部部長で英語リメディアル教育に詳しい牧野眞貴准教授に制作協力を仰ぎ制作した。運動部学生に馴染み深いスポーツシーンに加え、海外選手との交流や海外遠征といった実践的内容を盛り込み、英語学習への興味を喚起する。
日本スポーツ振興センター調べでは、アスリートの引退年齢は平均30.4歳と言われる。その後の人生の充実には、専門性の高い学修や人間力の向上といった大学での学びがカギとなる。同社と同協会は運動部学生の学生生活とその後の人生が豊かなものであることを願い、“デュアルキャリア”の促進に向けた取り組みを強化していく。
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