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2021年12月24日

ミドルシニアの約50%が「今後、IT・デジタル関連スキルが必要」と回答 =ラーニングエージェンシー調べ=

ラーニングエージェンシーは23日、ビジネスパーソン5995人を対象に実施した、「ビジネスパーソンのキャリアや学びに関する意識調査」のうち、「ミドルシニア(40~50代以上)のキャリアと学び」の調査結果をまとめ発表した。

それによると、「今後働いていく中で新しい知識・スキルの習得は必要だと思うか」と聞いたところ、 95.3%が「はい」と回答。多くのビジネスパーソンが、自身の知識・スキルに対して変化の必要性を感じていることが分かった。

新しい知識・スキルの習得のために自身で行っていることをみると、年代による順位の大きな違いは見られず、最も多かったのは「書籍での自己学習」(55.2%)だった。

以下、「動画コンテンツの視聴(無料)」(29.1%)、「勉強会やセミナー、コミュニティへの参加(無料)」(21.9%)と続いたが、この2つは50代以上が取り組んでいる割合が最も多かった。

その一方で、50代以上では約4人に1人が「特に取り組んでいるものはない」と回答している。

勤務先で利用したい支援については、年代問わず「社外の研修を受ける機会」(50.1%)が最も多く、「書籍やeラーニングなどの教材」(38.9%)、「資格取得支援の制度」(38.2%)、「社内の研修を受ける機会」(37.9%)が上位を占めた。

年代別で見ると、「資格取得支援の制度」は20代、30代が40%以上選択しているのに対し、50代は26.1%にとどまった。

どの項目も若い世代ほど「利用したい」と回答する割合が高い傾向が見られるが、「書籍やeラーニングなどの教材」を利用したいとの回答だけ、50代(41.0%)が最も多く、年代が下がるほど割合も低い結果となった。

「自身が今後新しく身につける必要があると思うスキル」を聞いたところ、全体では、「自身の専門領域と関連する領域」(60.2%)、「自身の専門領域」(59.6%)に回答が集中した。「今持っているスキルとは全く別の領域のスキル」と回答したのは25%程度にとどまり、自身が今取り組んでいる専門領域でのスキルアップを重視する傾向が見られた。

一方で、「思考力、コミュニケーション力など基本的なビジネススキル」、「IT・デジタル関連のスキル」といった、職種・業種を問わず共通して必要とされるスキルについては、全体では約半数が「必要」と回答。ミドルシニアも半数近く(約50%)が「必要」と回答した。

キャリアに対する意向を年代別にみると、年代が上がるごとに「今の働き方を継続したい」との回答が増加。「全く違う仕事にチャレンジしたい」と回答した割合は、20代では10%を超え、30代以降では7%以下にとどまった。

「今の会社で違う業務にチャレンジしたい」という回答は、年代問わず6%程度だった。

この調査は、同社の研修(会場型・オンライン型)、オンライン講演を受講している20代以上のビジネスパーソンを対象に、8月23日~10月15日にかけて実施。有効回答数は5995人で、内訳は20代2166人(36.1%)、30代1616人(27.0%)、40代1271人(21.2%)、50代以上885人(14.8%)、不明57人(1.0%)となっている。

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調査結果の詳細

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