2022年1月20日
世界の教育・学習アナリティクス市場、2021~2026年の間に約20%のCAGRで成長=グローバルインフォメーション分析=
グローバルインフォメーションは、「教育および学習アナリティクスの世界市場:業界動向、市場シェア、市場規模、成長、機会、予測(2021年~2026年)」(IMARC Services Private Limited)と題する市場調査レポートの販売を、1月18日に開始した。
同レポートによると、世界の教育・学習アナリティクス市場は、2020年に37億米ドルの規模に達し、今後、2021~2026年の間に約20%のCAGRで成長すると予想されている。
教育・学習アナリティクスとは、学習者の教育体験を最適化するために、学習者に関するデータを測定、収集、分析、報告することを指す。
教育研究、評価科学、統計学、視覚化、データ科学、人工知能(AI)、人間中心のデザインのための社会工学的システム思考を組み合わせたもので、これらのツールは、学生のためのカリキュラムを設計するために使用される。
また、企業組織では、人材の獲得、維持、トレーニング、介入、パフォーマンスとオペレーションの管理のための戦略を開発するために活用されている。
教育産業の著しい成長と、機械学習(ML)システムの導入の増加は、同市場の見通しを良くする主な要因の1つ。
また、仮想学習環境(VLE)、学習管理システム(LMS)、学生情報システム、図書館管理システムなど、様々なソフトウェアベースのシステムが広く利用されていることも、同市場の成長を後押ししている。
モバイル学習機器、学生情報システム、講義キャプチャ、学習管理ツールなどのeラーニング技術の普及で、学習者は従来の教育システムからより価値のある知見を得て、生産性を高めることができるようになった。
また、学校や大学キャンパスが学生のデータを集約して成績を分析するためのデジタルプラットフォームを開発するなど、様々な技術の進歩も同市場の成長に貢献している。
その他、学校・大学の学生や社会人を対象とした効率的な学習・トレーニングプログラムの開発に教育・学習分析を活用することに関する意識の高まりなども、同市場をさらに押し上げる要因になると考えられている。
世界の教育・学習アナリティクス市場における主要な企業として、Alteryx Inc.、Blackboard Inc.、G-Cube、Inetsoft Technology Corp.、Information Builders Inc.、iSpring Solutions Inc.、MicroStrategy Incorporated、Saba Software Inc. (Cornerstone OnDemand Inc.)、SAP SE、SAS Institute Inc.、Yellowfin Business Intelligence Co.などが挙げられている。
関連URL
最新ニュース
- プログラミング学習 8割が「興味あり」も「難しそう」が最大の学習障壁に =「プロリア プログラミング」調べ=(2024年12月12日)
- プログラミング言語別提示年収ランキング、2年連続Goが1位に =paiza調べ=(2024年12月12日)
- インヴェンティット、デバイス管理ツール「mobiconnect」が藤枝市役所で採用(2024年12月12日)
- 週休3日制で20代正社員が取り組みたいこと1位は「スキルアップや資格取得の勉強」=ジェイック調べ=(2024年12月12日)
- 日本数学検定協会、「すらら国際デジタル算数/数学コンテスト2024」で中1部門の優勝者に「SUKEN Award」を贈呈(2024年12月12日)
- デジタル人財の育成を目指す「AKKODiS高等学院」、2025年4月に開校(2024年12月12日)
- メディアナビ、AI文書チャット「LightPDF」がハリウッド美容専門学校に導入(2024年12月12日)
- Ubdobe、「遊びながら介護を学ぶボードゲーム」が千葉県内の中学で活用開始(2024年12月12日)
- 群馬大学 食健康科学教育研究センター、生物統計解析の手法を学ぶオンライン講座(2024年12月12日)
- 神戸大学とフューチャー、AIを活用した医療面接トレーニングアプリの開発を推進(2024年12月12日)