2022年6月8日
セーブ・ザ・チルドレン、GCPEAが報告書「攻撃される教育2022」を発表
セーブ・ザ・チルドレンが参加する「教育を攻撃から守る世界連合(Global Coalition to Protect Education from Attack(GCPEA)」は1日、報告書「攻撃される教育2022(Education under Attack 2022)」を発表した。
同報告書は、世界中の紛争地域における教育に対する攻撃について調査し、とりまとめたもの。
紛争地域の学校や大学を標的とした攻撃が増加していることが明らかにされ、過去2年間で9000人以上の学生、教員、教育関係者が攻撃の影響を受けたとする。
2020年と2021年の間に、紛争地域の学生、教員、学校、大学に対する軍や非政府武装組織による攻撃が5000件以上発生したことも報告され、こうした攻撃には、学校や大学への爆撃や焼き討ち、生徒や教育関係者への性暴力、殺害、拘束、拉致、武装集団への勧誘、学校の軍事利用などが含まれる。
攻撃件数は2019年から2020年にかけて約30%増加し、2021年は2020年と同水準。攻撃の増加を記録した国には、ブルキナファソやコロンビア、エチオピア、マリ、ミャンマー、ナイジェリアが含まれる。
軍や非政府武装勢力が学校や大学を軍事目的で使用する事例は、2020年、2021年の2年間で前年の2倍以上に増加。教育機関は、軍事作戦の拠点、兵士の兵舎、収容所などとして利用されているという。
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