2022年8月23日
大学院生の仕事選び、84.1%が「研究領域にこだわらなくても良い」と回答=アカリク調べ=
アカリクは22日、大学院を修了して、研究領域とは異なる分野の企業で5年以上働いている社会人107人を対象に実施した、「大学院を修了した社会人の仕事の満足度に関する実態調査」の結果をまとめ発表した。
それによると、「自身の研究領域とは異なる分野の仕事に満足しているか」を聞いたところ、「非常に満足している」22.4%、「やや満足している」48.6%、「あまり満足していない」14.0%、「全く満足していない」6.5%という結果になった。
研究領域とは異なる分野の仕事に「満足している理由」を聞いたところ、「結果として専門知識も活きたから」52.6%、「やりがいのある仕事に取り組むことができているから」42.1%、「キャリアが広がったから」40.8%、「もともと研究領域と異なる分野で働いてみたかったから」32.9%、「収入が高いから」28.9%などの声が寄せられた。
ほかにも、「自分の視野が広がったから」や「新しいことにチャレンジできているから」など46の自由回答が寄せられた。
「就活を行う中で、自身の研究領域の仕事はどの程度あると感じたか」を聞いたところ、「かなりある」19.6%、「ややある」30.8%、「あまりない」31.8%、「ほとんどない」17.8%。
「大学院での学びが、研究領域とは異なる分野の仕事に活きていると感じるか」と尋ねたところ、「非常にそう感じる」が20.6%、「ややそう感じる」が46.7%で、「あまりそう感じない」は26.2%、「全くそう感じない」は2.8%だった。
大学院での「どのような学びが仕事に活きていると感じるか」を聞いたところ、「論理的思考力」73.6%、「マルチタスク」48.6%、「粘り強さ」44.4%、「調査能力」40.3%、「仮説検証能力(PDCA)」34.7%、「学習習慣」33.3%などが挙げられた。
ほかにも、「課題形成力」や「ヒアリング力」など39の自由回答が寄せられた。
また、「仕事選びをする際に、自身の研究領域にこだわらなくても良いと思うか」を聞いたところ、「非常にそう思う」が29.9%、「ややそう思う」が54.2%で、8割以上(84.1%)が研究領域にこだわらなくて良いと考えていた。「あまりそう思わない」は9.3%、「全くそう思わない」は1.9%だった・
「研究領域にこだわらなくても良いと思う理由」を聞いたところ、「自分の視野をもっと広げてほしいから」や「選択肢を狭める必要はないから」など62の自由回答が寄せられた。
この調査は、大学院を修了して、研究領域とは異なる分野の企業で5年以上働いている社会人を対象に、7月11・12日にインターネットで実施した。有効回答数は107人。
関連URL
最新ニュース
- みんがく、自治体向け「無償スタート応援!教育特化型の生成AI活用キャンペーン」開始(2025年3月14日)
- 教育ネット、タイピング大会 実証自治体を限定10自治体募集(2025年3月14日)
- アローリンク、長野県が「Liny」を活用し「ながの子育て家庭優待パスポート」をリニューアル(2025年3月14日)
- ChatGPTなどの対話型生成AI、「学校で利用したことがある」小学生は16.8%、高校生は27.7% =学研調べ=(2025年3月14日)
- 6割強の親が「老後の備えより子どもの教育費にお金を回したい」と回答 =ソニー生命調べ=(2025年3月14日)
- 「大人になって学んでおけばよかった」No.1は「金融知識」 =日本こどもの生き抜く力育成協会調べ=(2025年3月14日)
- 通信制高校の選択、約6割は子供自身の意思で進学を決定 =ウェブクルー調べ=(2025年3月14日)
- 放課後NPOアフタースクール、「共働き世帯の小学生の放課後の過ごし方」調査結果(2025年3月14日)
- サイボウズ、ソーシャルデザインラボ「不登校・行き渋りに関するインタビュー調査」(2025年3月14日)
- キズキ、「不登校保護者の夫婦関係」のアンケートを実施(2025年3月14日)