2022年9月22日
情報科学の学習教材「ビーバーチャレンジ学習カード」を教育機関に期間限定で無料配布
情報オリンピック日本委員会は20日、同社が開発した小学生向け情報科学カード型教材500セットを教育機関に2023年3月31日まで無料配布すると発表した。
同教材は同会とCTC未来財団と共に国際情報科学コンテスト「ビーバーチャレンジ」から生まれたもので、プログラミングを学ぶ児童が情報科学とComputational Thinkingの考え方を協同学習するのに適した内容になっている。
同学習カードは、小学校1年~4年生向けの40枚のカードと小学校5・6年生向けの28枚のカードから構成されるもの。カードはグループワークでも利用しやすいようにA5サイズで、1枚のカードに選び抜かれた良問1題が掲載されている。題材はいずれも、情報科学とComputational Thinkingの考え方に基づくものであり、論理的思考力を育むとともに、プログラミングの基礎となる概念を学べるように工夫されている。
ビーバーチャレンジとは、小中高の児童・生徒を対象とした「情報科学」と“Computational Thinking”(計算論的思考)に関する課題に取り組むオンライン国際コンテスト。2004年にリトアニアで始まり、2021年度には54ヶ国から300万人以上が参加する大規模なものとなっている。同社では日本の児童・生徒、また、学校の教員に情報科学とComputational Thinkingに触れる機会を提供することを目的に、2010年から同コンテストを実施。情報科学に関連した親しみやすい問題に取り組むことで、情報科学とComputational Thinkingの基本概念に触れることを目的としている。『ビーバーチャレンジ2022』は11月14日~19日に開催予定。
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