2022年11月21日
20代社員は「人や社会のために働く」意識や、キャリア満足度が高い=エン人材教育財団調べ=
エン人材教育財団は18日、全国の従業員100人以上の企業に勤める社会人1500人を対象に実施した「仕事価値観及びキャリア満足度に関する年代別調査」の結果をまとめ発表した。
それによると、仕事の価値観を調べるため「生活のため」、「スキルアップのため」、「人・社会に役立つため」、「人として成長するため」の4項目それぞれに対し、仕事をする上で重視するかどうかを聞いたところ、「生活のため」についてはどの世代も大きな差はなかった。
だが、「スキルアップのため」、「人・社会に役立つため」、「人として成長するため」については、世代が若くなるほどスコアが高くなり、20代が最も高い結果となった。中でも「人・社会に役立つために働く」と考える割合は、全体と比べて20代が特に高い。
20代の各項目の割合は、「生活のため」75.5%、「スキルアップのため」50.1%、「人・社会に役立つため」48.5%、「人として成長するため」55.5%だった。
「仕事に一生懸命取り組みたいか」という質問に対しは、「非常にそう思う」と回答した割合は30代(14.9%)が最も高く、「非常にそう思う」と「そう思う」を合わせた割合は20代(69.4%)が最も高い結果となった。どの年代も半数以上は仕事に一生懸命取り組みたいと考えていることが分かった。
また、自分の現時点でのキャリアの満足している「キャリア満足度」については、肯定的な回答は20代(36.3%)が最も高かった。これからのキャリアに期待が持てる「キャリア期待値」も、20代(34.4%%)が最も高く、若い世代になるにつれて高くなることが分かった。
この調査は、全国の従業員規模100人以上の企業の正社員を対象に、今年8月5日~8日にかけて、インターネットで実施した。有効回答数は1500人。
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