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2022年12月13日

大学通信、プラスアルファの複合視点を備えた学際的な学部・学科が続々誕生

大学通信は9日、2023年度新設の大学・学部・学科情報を発表した。

私立大学は4校が新設。いずれも専門職大学で、職業に直結した教育が特徴。山形の電動モビリティシステム専門職大は、電気自動車と自動運転を集中的に学ぶ。

私立大学の公立大学法人化は、旭川市立大、旭川市立大短大部の2校。

学部・学科新設は、理系を中心に、文理融合や学際分野が多い。データサイエンスなどの情報系が多い。

一橋大・ソーシャル・データサイエンスは、社会科学とデータサイエンス両分野の知見を融合した新たな学術領域のもと、現代社会における課題解決に挑む。和歌山大・社会インフォマティクス学環は、経済、システム工、観光の各学科が連係し、地方自治やエネルギー、観光の各分野での専門性に加え、情報技術に強い人材の育成を目指す。

ほかに名古屋市立大、東北学院大、亜細亜大、神奈川大、北里大、京都女子大など多数が情報系の学部・学科開設を予定している。

名古屋市立大・データサイエンスは、IT、ビジネス、医療での応用を。順天堂大・健康データサイエンスは、同大が蓄積してきた医療関連の知見を活用。各大学が培ってきた得意分野とクロスさせた進化形となっているという。

医療・リハビリテーション、教育、環境、SDGs(持続可能な開発目標)に関する学部・学科の新設も多く、立命館アジア太平洋大では、サステイナビリティ観光を新設する。

「デザイン」も新設のキーワード。東北学院大・地域総合の政策デザイン学科は、共生社会の実現に向けて公・共・私の連携で政策を創造する力を養う。女子美術大・芸術の共創デザイン学科は、デザインを主軸にビジネスやテクノロジーを学びながら多様な人々と共に新しい価値を作り出す共創型リーダーシップを養う。東洋大・福祉社会デザインは、造形面の「ユニバーサルデザイン」をはじめ、これからの社会をデザインすることを目指す。

東北学院大は、大学規模で改組。4学部5学科を新設し、9学部15学科になり、仙台の都心部に五橋キャンパスを開設。全学部がひとつのキャンパスで学ぶようになる。

各大学・学部・学科のリンク
○電動モビリティシステム専門職大学

○旭川市立大学・同短期大学部(現行の旭川大学・同短大部のサイト)

○一橋大学 ソーシャル・データサイエンス学部・研究科

○名古屋市立大学 データサイエンス学部

○東北学院大学
・情報学部 データサイエンス学科

・地域総合学部 地域コミュニティ学科/政策デザイン学科

・五橋キャンパス

○亜細亜大学 経営学部データサイエンス学科

○神奈川大学 情報学部

○北里大学 未来工学部データサイエンス学科

○京都女子大学 データサイエンス学部

○順天堂大学 健康データサイエンス学部

○立命館アジア太平洋大学 サステイナビリティ観光学部

○女子美術大学 芸術学部共創デザイン学科

○東洋大学 福祉社会デザイン学部

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