2022年12月19日
ブリティッシュ・カウンシル、日・中・韓の公立学校で勤務する英語教師の研修の現状調査
ブリティッシュ・カウンシルは15日、日本・中国・韓国の公立学校英語教師の研修の現状とニーズの調査結果を発表した。

それによると、日本の教員が向上させたいスキルは「学習者の動機づけ」(63%)、「スピーキング指導」(60%)。批判的思考や創造力などの「21世紀型スキルの指導」(44%)と続く。「学習者の動機づけ」は小中高すべてで高く、特に小学校は7割以上が重視。中学校・高校では、「スピーキング指導」(中 66% 高 60%)のニーズが高い。
研修を希望する分野は、「教師としての英語力」が30%で、「授業で英語使用をふやす授業実践」「教師自身の英語力を維持・向上する機会」など。2番目に多い分野は「指導力」で、「スピーキング指導」「授業運営」など。
教員研修に対しては、90%が「研修時間を見つけることが難しい」と回答。「非常に難しい」は44%で、中国の16%、韓国の18%を大きく上回った。一方、90%が「無料オンライン研修」、88%が「オンライン研修の新しい方法」に関心があると回答し、強い意欲を示した。
「自国政府の教育機関が提供する研修」の満足度は、中国82%、韓国79%、日本55%で、日本の満足度は低い。
調査概要
調査期間:2021年 11月から 2022年 4月
対象:日本、中国、韓国の公立小学校・中学校・高等学校の教員
調査方法:オンライン調査およびオンラインインタビュー(一部対面)
有効回答数:7259(中国:6469、日本:394、韓国:396)
内インタビュー回答者数:106(中国:74、日本:11、韓国:20)
※日本の校種別内訳は、小学校教員 21%、中学校教員 28%、高校教員 51%
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