2022年12月23日
Schoo、オンライン学習サービスの受講データを分析した「リスキリングの傾向まとめ」を公開
Schoo(スクー)は22日、社会人向けオンライン学習サービス「Schoo」の受講データの調査分析結果をもとにまとめた、「リスキリングの傾向まとめ〜2022年の社会人学習の変化〜」と「2022年の人気授業ランキング」を公開した。
それによると、2022年の「Schoo」ユーザーの学習傾向として、昨年に引き続き「コミュニケーション術」をテーマにしたビジネススキルの授業のほか、「Webデザイン」の授業が人気上位だった。
授業の総視聴時間では、2021年と比較して「DX」のカテゴリが大幅に伸長し、昨対比15倍の視聴時間数となりニーズの高さが顕著だった。
「Schoo」の会員数は、約43万人(2019年12月末時点)から約80万人(2022年12月20日時点)に増えており、社会人学習のニーズは増え続けている。
2019年から2022年までの各年の人気授業TOP10を授業カテゴリで比較すると、昨年に引き続きコロナ禍では「コミュニケーション術」をテーマにした「ビジネススキル」の授業が上位を多く占めた。
コロナ禍でオンライン化が進み、従来のコミュニケーションのスタイルからの変化が必要になったほか、この10年ほどで異業種転職が増えるなど、働き方や雇用が多様化したことも要因の1つだと考えられる。
また、「Webデザイン」をはじめ、「Google Analytics」や「Python」など、特化した学びも増加。企業の副業解禁の流れが加速する中で、新たなスキルを身に付けようと学び始める人が増えている特徴も読み取れる。
個人ユーザーがサイト内で検索したキーワードの上位をみると、人気授業ランキングの傾向と同様にデザイン領域の学習ニーズが高いほか、2022年の特徴としては「スタートアップ」が4位と上位に、「キャリア」が8位に新たにランクインした点が挙げられる。
また、社会的なDXニーズに伴い授業を増やしたことも追い風となり、2022年はDXカテゴリの授業が昨対比1511%と多く観られたほか、Webデザインも121%とデジタルスキルを身に付ける動きが加速していることが受講データから読み取れる。
2022年の人気授業の1位、2位は、個人、法人ユーザーともに「“売らず”に“売る”技術とは何か」「もっと伝わるコミュニケーション術~メール編~」で、ビジネススキルの中でもコミュニケーションをテーマにした授業がランクインした。
生放送授業も含め今年の人気授業の傾向としては、「時短」「生産性向上」などを扱ったものが多く、既存のビジネススキルに効率を掛け合わせ、時間あたりの生産性を上げたいビジネスパーソンのニーズが顕著だった。
この調査は、オンライン学習サービス「Schoo」の一般ユーザー(無料会員、プレミアム会員)と「Schoo for Business」の法人ユーザー(指定研修は除く、自発型視聴のみ)の、2019年〜2022年の受講状況をもとに、「コロナ前後での社会人学習の変化」と「2022年のSchoo人気授業」について調べた。
調査期間は2019年1月1日〜2022年11月30日。調査対象の会員数は、「2019年」約43万人、「2020年」約55万人、「2021年」約70万人、「2022年」約80万人。
関連URL
最新ニュース
- 2025年度(令和7年度)大学入学共通テスト 問題・回答速報・解説サイト情報サイト情報(ベネッセ/駿台・東進・河合塾・朝日新聞・中日進学ナビ)(2025年1月11日)
- 教育ネット、徳島県立全学校に「おたすけ学校AI」を実証導入(2025年1月10日)
- コドモン、岩手県奥州市の保育所7施設にICTサービス「CoDMON」導入(2025年1月10日)
- 約4割の学生が「5社以上」のインターンシップなどに参加 =学情調べ=(2025年1月10日)
- タイパ・コスパの高い「オンライン学習塾」が共働き家庭の支えに =オンライン指導塾そら塾調べ=(2025年1月10日)
- 受験は親にとっても大きな挑戦、受験生の負担を気遣う親が行う「見えない応援」とは =ジョンソン調べ=(2025年1月10日)
- リスキリング支援サービス「Reskilling Camp」、企業におけるリスキリング施策の実態調査(2025年1月10日)
- 社会構想大学院大学、「教育CIO養成課程」を2月に開講 ICTを活用した教育改革のリーダーを育成(2025年1月10日)
- アイディア高等学院、「個性に合わせた能力向上」をめざした教育を開始(2025年1月10日)
- 三信電気、日建学院の出席確認システムに顔認証の仕組みを導入(2025年1月10日)