2023年4月24日
すららネット、東京都の教育推進モデル実証事業で成果を報告
すららネットは、東京都の島しょ地域におけるICTを活用した教育推進モデル事業に2021年度から参画し、2年間の実証期間を経て、その成果について検証と報告を行った。
島しょ地域で共通しいる学習課題は、家庭学習の習慣のない児童生徒が多いこと。その理由としては、塾がほとんどないために内地の児童生徒と比較して授業時間外での学習時間確保につながらない、また、島内の高校にそのまま進学する生徒が多く児童生徒間での競争心が低いなど、島しょ特有の学習環境が考えられる。
2021年度の取り組みでは「教科学習においてデジタル教材を活用して学ぶ」目標を小中学校10校で達成した。2年目となる2022年度は、活用からさらに進めた成果創出のため、主として取り組む2校をモデル校と位置づけて実証事業を実施した。
そのうち、八丈島にある富士中学校では、中学2年生の25名を対象に実証事業を実施、すららによる英語の個別最適な学習により95%の生徒が学力向上を達成した。また、40名の生徒が在籍する三宅島の三宅中学校では、すららを使った国語での反転学習により、思考判断表現の正答率がアップし、自己肯定感の向上にも寄与したという。
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