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2022年4月25日
すららネット、総務省「デジタル教材活用プロジェクト」でパラオの小学生の数学力を向上
すららネットは、パラオ共和国で、「パデコ」が総務省から受託した「途上国における教育・保健医療分野等でのデジタル活用の海外展開に関する調査実証の請負」に参画し、同社の海外小学生向け算数e-ラーニング「Surala Ninja!」を提供した。
このプロジェクトは、「BHNテレコム支援協議会」を通じて総務省がパラオ政府に寄贈したタブレット端末を活用して、パデコが現地の教育省と連携して行う教育支援活動の一環として実施された。
すららネットは、現地の私立小学校「Maris Stella School」の1~4年生合計116人に「Surala Ninja!」を提供。現地の学校では、慢性的な教員不足も課題になっており、同社のeラーニングを通じて生徒の学力向上だけでなく、教員の負担軽減にも貢献した。
2021年11月に教員向けの研修を実施した後、同年12月から「Surala Ninja!」のeラーニング授業を開始したが、2022年1月にパラオでも新型コロナの影響で現地の小学校が休校になった。
しかし、オンラインで生徒が個別に学習できる「Surala Ninja!」の利点を生かして、家庭学習として学びの提供を継続。
同社スタッフが現地の教員と連携して、学習管理システムを活用して子どもの学習状況を把握し、学習に遅れのある生徒には個別に声をかけるなど、遠隔でのサポートを実施した。
また、学習の進捗に応じた賞を設けてオンラインでのセレモニーを実施するなど、生徒の学習モチベーションを向上させた。
家庭学習に移行後も学習時間は維持され、特に1年生は学習時間が大幅に増加する結果となり、約3カ月の学習期間ながら、基礎学力を向上させる成果が上がったという。
また、プロジェクト開始時に実施した算数の基礎学力を図るテストを再度3月上旬に実施したところ、全体平均で18.8ポイント向上し、特に低学年の伸長度が高い結果となった。
さらに、基礎計算力を強化するため「マス計算」を反復演習した結果、計算のスピードも大きく向上した。
今回の成果の一部は、3月4日に現地で行われた「成果発表セミナー」で報告。センゲバウ・シニョール副大統領、ジェンキンス教育大臣、在パラオ日本国大使館の柄澤大使らが出席のもと、中西総務副大臣によるビデオメッセージも放映された。
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