2023年5月8日
近畿大附属高校がAIによる発話支援サービスアプリ「ELSA Speak」を導入
ELSAは2日、近畿大学附属高等学校が最先端の英語教育をめざし、AIによる発話支援サービスアプリ「ELSA Speak」を、4月から1年生に導入し活用していると発表した。
「ELSA」(English Language Speech Assistant)は、英語をより正しく、自信を持って話せるようになるためのAIパーソナルコーチアプリで、2015年にGoogleのAI投資部門から出資を受けて以来、100カ国以上・5000万人のユーザーが利用している。
世界のAI企業100にも選ばれた独自の音声認識技術で、学習者は個人のスピーキングの弱み(発音・アクセント・イントネーション・流暢さ・語彙力・文法)を特定して、短期間で改善することができる。
日本でも、京都大学をはじめとした教育機関や京都府京丹後市・秋田県湯沢市といった地方自治体、聖光学院・栄光学園といった私立学校も採用。
近大付属高では、2018年から、一部のコースで英語の授業をコミュニカティブに行うアプローチを導入。指導する教員は、ケンブリッジ大学英語検定機構が提供する資格を取得して、生徒たちが英語で活動するための方法を学んだ。
だが、学習者中心のコミュニカティブな授業に改革したことで、課題内容も変更する必要が出てきたため、授業と課題が関連するように教科書の音声を何度も聞き、発音・アクセント・イントネーションを真似て録音し、提出する課題を与えた。
しかし、このようなパフォーマンスを評価するには膨大な時間がかかり、教員の負担になっていたことから、今回、「ELSA Speak」を導入。その結果、生徒たちの発音に対する学びが深まり、教員の負担も軽減されたという。
関連URL
最新ニュース
- CFC、教育格差解消をめざす「スタディクーポン事業」が神奈川県綾瀬市で政策化(2024年7月26日)
- 公立中学校の部活動改革、母親の半分以上が知らない =インタースペース調べ=(2024年7月26日)
- インヴェンティット、大分県豊後大野市立菅尾小学校の「mobiconnect」導入事例を公開(2024年7月26日)
- アルー、教育者の主体的な学びのためのプラットフォームがローンチ(2024年7月26日)
- 生成AI英語対話サービス「ELSA Speak」、関西大倉中学・高校が導入(2024年7月26日)
- C&R社、「AIを使ってJavaScriptを書いてみよう」のアーカイブ映像を無料配信(2024年7月26日)
- ミカサ商事、教職員向け「校務の効率アップ!Google スプレッドシート 実践活用法」8月3日開催(2024年7月26日)
- 東京電機大学、中・高校生対象「電子情報・生体医工学系オンラインセミナー」開催(2024年7月26日)
- 「大学におけるオープンバッジ活用セミナー ~成城大学~」8月8日開催(2024年7月26日)
- ミエタ、教職員向けの「社会とつながる探究学習のカリキュラム開発・授業運営研修」8月開催(2024年7月26日)