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2023年6月7日

子どもの「ChatGPT」利用、保護者の約7割が「規制が必要」=CyberOwl調べ=

CyberOwl(サイバーアウル)は6日、同社の総合情報サイト「テラコヤプラスby Ameba」が、小学3年~高校生の子どもをもつ全国の保護者508人を対象に実施した、「子どものChatGPT利用に関するアンケート調査」の結果をまとめ発表した。

それによると、保護者に「チャットGPTを利用したことがあるか」と尋ねたところ、「ある」は約3割(30.3%)で、利用方法は「お試しで」「文章を作ってもらった」「ちょっとした調べものをしてもらった」の3パターンが多かった。

一方、「使ったことがない」保護者約7割(69.7%)にも、「なぜ利用したことがないのか」を尋ねたところ、「必要性を感じない」が最も多く3割(30.0%)、続いて「使い方が分からないから」24.1%だった。「チャットGPTを聞いたことがない」という保護者も約2割(17.2%)いた。

「(あなたの)子どもはチャットGPTを知っているか」と聞いたところ、約4割(39.7%)が「知っている」と回答。「知らない」は32.9%だった。

「実際に子どもがチャットGPTを使っていた」と答えた保護者もいたが、 「目的はなく、ただどんなものか遊び半分で使っていた」(小6の保護者)、「チャットGPTが答えられないようなひねくれた質問を考えては書き込んで、1人でツッコミを入れている」(高2の保護者)と、大半は“遊び半分”で質問をして楽しんでいる様子。

だが、なかには「課題の作文に行き詰まり、アドバイスを貰うために利用したようだ」(高1の保護者)と、さっそく勉強のサポートに利用している子どももいた。

また、子どものチャットGPTの利用に「不安はあるか」を尋ねたところ、「不安」が15.2%、「どちらかと言えば不安」が49.0%となり、約6割(64.2%)の保護者が子どもへの影響を不安視していることが分かった。

どのような点に不安を抱いているのかを尋ねたところ、「思考力の低下」や「誤った情報を信じてしまうこと」への懸念を挙げる保護者が多くいた。

しかし、チャットGPTを利用したことが「ある」保護者と、「ない」保護者では、子どもの利用に不安を抱いているかどうかの割合が大きく異なっていた。チャットGPTを利用したことが「ある」保護者は、「不安」7.1%と「どちらかと言えば不安」37.0%を合わせて44.1%と半数を下回った。しかし、利用したことが「ない」保護者は、約7割(72.9%)が不安を抱いていた。

「子どものチャットGPTの利用に規制などは必要だと思うか」という質問でも同様の結果になった。全体としては、約5割(48.0%)が「そう思う」と回答。「とてもそう思う」24.0%と合わせて7割以上(72.0%)が、子どものチャットGPTの利用には「何らかの規制が必要」と考えているようだ。

だが、チャットGPTを利用したことが「ある」保護者と、「ない」保護者で分けると、利用経験の「ない」保護者は「とてもそう思う」28.5%と、「そう思う」53.1%を合わせて約8割(81.6%)になったが、利用経験が「ある」保護者で規制などが必要と考えている保護者は合わせて半数の50%だった。

また、「10年後はAIに代替される仕事も多い」などと言われているが、保護者はどのように考えているのか…。今の子どもたちが社会で活躍するころは、「今と比べて大きく変化すると思うか」を聞いたところ、「とてもそう思う」47.7%と、「そう思う」48.0%を合わせて9割強(95.7%)になり、ほぼすべての保護者が変化すると考えていた。

「将来子どもが社会で活躍するために役に立ちそうな習い事」を聞いたところ、TOP5は、1位「プログラミング教室」38.2%、2位「スポーツの習い事」14.0%、3位「塾・学習塾」12.0%、4位「語学教室」10.2%、5位「アートの習い事(工作や絵画教室)」6.5%だった。

この調査は、小学3年~高校3年生の子どもをもつ全国の保護者を対象に、4月28日~5月22日にかけて、インターネットで実施した。有効回答数は508人。

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調査結果の詳細

「テラコヤプラス by Ameba」

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