2023年7月12日
シャープ、「部活動中の暑熱対策の検証」を東京・三鷹市立中学4校で開始
シャープは11日、部活動中の暑熱対策に関する検証を、東京・三鷹市立中学校4校で開始した。
![](https://ict-enews.net/wp-content/uploads/2023/07/0712-shp-500x158.jpg)
左:部活動中の暑熱対策の検証に活用する適温蓄冷材、右:ウェアラブルデバイス「カナリア」
同検証は、Biodata Banおよび東京・三鷹市教育委員会と共同で行うもので、同社の適温蓄冷材とBiodata Bankのウェアラブルデバイス「熱中対策ウォッチ カナリア」(カナリア)を活用して実施する。
今回の検証には、対象の部活動に所属する生徒計約410人が参加。深部体温の上昇が検知できる「カナリア」を装着し、部活動開始前には適温蓄冷材で手のひらを冷やす「プレクーリング」を実施してから部活動に取り組むことで、「プレクーリング」の効果的な運用やリスク検知時の適切な休憩設定などを検証。
また、「カナリア」で計測したデータを検証期間終了後に収集して、部活動ごとや練習内容による暑熱リスクの総合的な分析を行う。このほか、三鷹市立中学校5校の生徒計約560人にも、適温蓄冷材を使用した「プレクーリング」を体験してもらい、暑熱リスクの軽減と対策の周知を図る。
【検証の概要】
名称:適温蓄冷材と「カナリア」を活用した暑熱対策プロジェクト
検証期間:7月11日~約2カ月間
対象:東京都三鷹市立中学校4校の生徒計約410人
主な内容:
・適温蓄冷材を活用した「プレクーリング」の運用
・「カナリア」を活用した適切な休憩設定
・「カナリア」から取得したデータによる暑熱下のリスク分析
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