2023年7月12日
東京理科大学、看護に求められる倫理概念をロボットやAIに実装できるのか?
東京理科大学、共立女子大学、東京大学は10日、3者による看護実践に倫理的な概念をロボットや人工知能(AI)に実装できるかの研究が、国際学術誌「Nursing Ethics」に6月12日、オンライン掲載されたと発表した。
研究グループは、東京理科大学教養教育研究院野田キャンパス教養学部の伊吹友秀准教授、共立女子大学看護学部の伊吹愛専任講師、東京大学大学院医学系研究科の中澤栄輔講師。
将来的には看護実践に求められる倫理概念をロボットやAIに実装することは不可能とは言い切れないが、これらの概念には論争中の部分も多くあり、逆にこれらの実装についての研究を進めることにより、倫理学的にも多くの発見がある可能性が指摘された。
研究では、看護実践において重要な4つの倫理概念に焦点を当て、これらの倫理概念をロボットやAIに実装することが可能かどうかを、それぞれの概念とロボット・AI技術の現状を分析することによって考察した。その結果、それぞれの概念についてロボットやAIに実装可能と考えられる領域は存在するが、実装が困難、あるいはさらなる検討が必要な領域も多いことが示唆された。また、仮に将来これらの概念を実現できても、実際に看護の現場で用いるべきかどうかは、幅広い議論が必要だという。
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