2023年8月21日
高校生の起業志望率は13.9%で大学生の12.4%を上回る=ペンマーク調べ=
ペンマークは18日、同社の学習管理SNS「Penmark」を利用している全国の現役高校生約13万人を対象に実施した、「高校生活実態調査(キャリア編)」の結果をまとめ発表した。

それによると、高校生の「起業志望率」は13.9%だった。同社が大学生23万人を対象に実施した調査では、「自分で起業したい」と回答したのは12.4%で、これを見る限り、起業志望率は高校生の方が大学生を上回っている。
また、高校生に、「将来、どんな仕事に興味があるか」尋ねたところ、最も多かったのは「IT・エンジニア系」19.2%で、以下、「自分で起業したい」13.9%、「医療・介護系」13.8%、「公務員」13.7%、「企画・マーケティング系」13.1%などが続いた。

学年ごとにみると、「自分で起業したい」と考えている生徒の割合や、企画・マーケティング系への関心は、学年が上がるにつれて増加した。

起業する場合の事業形態については、「スタートアップ(まだ世の中に顕在化していない新しい市場)」が最も多く55.3%で、次が「スモールビジネス」47.9%。実際の起業に向けてのアクションは、「経済学を学ぶ」、「インターネットで起業についてリサーチする」、「身近な人や家族に相談する」などの声が挙げられた。
ちなみに大学生の場合は、高校生とは逆で、「スモールビジネス」が最も多く26.7%、次が「スタートアップ」22.1%だった。
また、高校生に「興味がある資格・スキル」を聞いたところ、最も多かったのは「TOEIC・TOEFL・英検」25.8%で、以下、「IT・プログラミング」22.4%、「簿記・会計・税務」18.6%などが続いた。
「興味がある資格・スキル」を高校生と大学生で比較すると、弁護士・司法書士・公認会計士だけ、高校生が大学生を上回った。その他の資格・スキルへの関心度は大学生の方が高い。
高校生に「留学の意欲」について聞いたところ、「留学したい」が43.3%、「留学したくない」が56.7%という結果になった。
留学したい国ベスト3は、1位「アメリカ合衆国」63.2%、2位「カナダ」34.7%、3位「オーストラリア」32.6%だった。文科省のデータでも、この上位3つの国に関しては、短期留学(3カ月未満)、長期留学(3カ月以上)でも滞在先として上位に選ばれている。
この調査は、「Penmark公式LINEアカウント」を利用中の全国の高校生を対象に、2月20日~28日にかけて、スマホWebで実施した。有効回答数は13万8618人(高校1年生6万353人、2年生4万96人、3年生3万6169人)。
関連URL
最新ニュース
- システム ディ、秋田県教育委員会が「School Engine Web出願システム」を導入(2025年12月5日)
- ICT教材「すらら」、不登校支援で導入自治体数・ID数ともに過去最高を記録(2025年12月5日)
- ガイアックス、石川・富山・福井の小中高校に起業家教育の講師を無償派遣(2025年12月5日)
- 計算力は高いのに自信のない日本の子どもたち、小4・中2国際調査からわかった意識と実力のギャップ =スプリックス教育財団調べ=(2025年12月5日)
- 就活生の67.4%が「資格は就職に有利になる」と回答 =Synergy Career調べ=(2025年12月5日)
- 保護者の4割以上が学童保育に「勉強」と「安心」の両立を要望 =NEXERとHokally調べ=(2025年12月5日)
- 大学受験、保護者が最も不安を感じるのは「高3の秋~冬」=塾選調べ=(2025年12月5日)
- テックタッチ、早稲田大学が独自の出張申請システムに「テックタッチ」導入(2025年12月5日)
- 次世代ロボットエンジニア支援機構、「女性エンジニアの増加」目指しロボット・AI教材普及のクラファンを開始(2025年12月5日)
- 小中生向けプログラミング教室「CodeCampKIDS」、Scratchプログラミングコースをフルリニューアル(2025年12月5日)













