2023年10月25日
DISCO、2024年卒採用選考「終了した」が45.6%で3年連続で低下
ディスコは23日、全国の主要企業1万6318社を対象に、正式内定解禁を迎えるタイミングでの採用活動の進捗や24卒採用の内定充足状況、25年卒者の採用などについて、予定や方針などを調査し、その結果を発表した。
2024年3月卒業予定者の採用では、採用選考を「終了した」が45.6%で、3年連続で低下した。未終了企業の7割は予定外に継続中と回答した。また、内定者充足率の平均は67.9%で、前年同期調査(71.3%)を下回っている。
内定者に対する満足度は、「質・量ともに満足」が減少し満足度は低下。特に量への不満が目立っていた。内定辞退に関しては、前年度よりも内定辞退者が「増えた」と答えたのは、36.5%、「減った」が19.7%。内定期間中のフォローとしては、「懇親会」「社内や施設などの見学会」が前年調査より増加している。
併せてエントリーシート作成時の生成AI利用への考えを調査したところ、作成に生成AI利用「賛成」16.5%、「反対」61.1%と反対が過半数を超えている。
2025年3月卒業予定者の採用では、採用数「増える見込み」が21.7%で、「減る」(4.1%)を上回る。採用予算も増加傾向にある。採用活動の開始予定時期は、年内の面接開始を予定する企業が全体の2割強。内定出し開始のピークは3月の見込み。採用で注力したいことは、「インターンシップ等の実施・見直し」が最多。インターンシップの定義の見直しも影響があったようだ。
インターンシップ等のプログラムの実施状況は「夏季」「秋季」が増加、「冬季」は微減の見通し。いずれもオープン・カンパニーが主流だった。夏季プログラムを実施企業の満足度は年々低下している。応募者(参加者)の減少が顕著だったため。
調査は9月27日から10月5日に全国の主要企業1万6318社に対して、インターネットで行われた。回答社数は1238社。
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