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2023年11月16日
ジョリーグッド、緩和ケアVR教材を救急医学専門医と共同開発
ジョリーグッドは14日、「緩和ケアトレーニングVR」をハーバード大学附属病院であるブリガム・アンド・ウィメンズ病院と共同開発したことを発表した。
アメリカでは、終末期患者の約90%が人生最期を自宅で迎えたいという希望があるにもかかわらず、多くの患者が病院で最期を迎えており、医師、患者、家族間のコミュニケーション不足が大きな要因の1つとなっている。
そこでJolly Good US Inc.は、医療従事者が緩和ケアにおけるコミュニケーションをVRでトレーニングすることで、効率的かつ効果的にコミュニケーションスキルを習得できると考え、共同開発に至ったという。
「緩和ケアトレーニングVR」コンテンツは、終末期患者が救急部に運ばれ、患者本人は呼吸が苦しく会話ができない状態であり、医師は患者の家族(娘)とコミュニケーションを取りながら、患者の希望する治療法をともに判断するシーンを再現しており、医師の目線を体験する。
また、同VRを用いて、アメリカ老年医学会「GSA2023」にて医療VRセミナーを実施した。セミナーでは、共同開発パートナーのハーバード大学医学部准教授・大内啓医師が登壇し、開発したVRを活用して緩和ケアの基本的な技術となるアセスメント能力をトレーニングする講義を行った。
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