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2024年3月11日
ベネッセ、タブレット学習支援ソフト「ミライシード」を大幅アップデート
ベネッセは8日、同社の小中学校向けタブレット学習用オールインソフト「ミライシード」を、4月から順次大幅にアップデートし、一部学校での利用を開始すると発表した。
今回のアップデートでは、NEXT GIGAでの活用を視野に、オクリンクとムーブノートの特長や価値を統合した後継アプリ「オクリンクプラス」の提供開始や、「ドリルパーク」の増問といった従来アプリの機能強化に加え、ミライシード上で小テストを実施できるようにする新アプリ「テストパーク」の搭載など、大規模な機能改善や新アプリ追加を行う。
具体的には、アップデート第1弾として、オクリンクとムーブノートの特長や価値を統合した後継アプリとして、「オクリンクプラス」をリリース。
従来、オクリンクはシンプルな機能と直感的な操作性をもった、児童・生徒が自分の意見をまとめて発表するためのアプリで、また、ムーブノートは個人の意見を瞬時にクラス全体で共有し、全員参加の授業を実現するためのアプリであることから、別アプリとして提供してきた。
「オクリンクプラス」は、その後継アプリとして、GIGAスクール環境下で活用していた教師の声をもとに、両アプリの特長や価値を統合。1つのアプリ内で協働学習・個別学習・振り返りを充実させ、子どもたちが主体的に学びに向かえる空間を目指す。
アップデート第2弾では、小学1年~中学3年生までの問題を搭載し、自動採点やリアルタイムでの取り組み状況把握や、AIを用いた個別最適学習を支援するアプリ「ドリルパーク」の提供問題数を増問。特に中学校に向けて「英語」「古典」「高校入試問題」などを中心に問題を追加搭載する。
さらに第3弾として、2025年4月に、新アプリ「テストパーク」をリリースする予定。同アプリは、ミライシード上で動く新しいアプリで、教科書の単元ごとの確認テストを収録したCBTシステム。
教師のテスト作成や採点の負荷を軽減して、働き方改革に繋げるほか、テスト後の解説や解き直し機能で復習効果を高める。4月から、一部の学校でモニター利用を開始し、教師と共に共同開発と実証研究を進めていく。
ミライシードは、一斉学習・協働学習・個別学習それぞれの学習場面に対応したタブレット学習用オールインワンソフトとして、2014年のリリース以降、全国の小中学校の約30%に相当する9000校超(2024年3月時点)で利用されている。
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