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2024年3月13日

高1・2生の大多数が新課程入試に不安を感じている =河合塾調べ=

河合塾は11日、高1・2生に実施した、来年度からの新課程大学入試に関するアンケート結果を発表した。

「新課程対応入試について不安に感じることはありますか」という質問には、全体の86.8%が「不安がある」と回答。

学年別では、高2生が88%と高く、受験が一年後に迫った現時点でも不安が大きいことがうかがえる。また、高1生でも83.5%が「ある」と回答した。

「不安がある」人に、「不安に感じていること(複数回答可)」をたずねたところ、「過去問題がない」が70.3%で最多。

高1生では「入試科目に『情報Ⅰ』が新たに加わる」が「過去問題がない」を上回ったが、「共通テストの問題が増え、解答時間が伸びる」を含めた3つの項目が、全体・学年別ともに上位を占めている。

新課程の共通テストでは新たに「情報Ⅰ」が追加され、現代文や数学で問題数・出題範囲・試験時間などが増加するという複数の変更点があることが、高校生にとって大きな不安要素となっていることがわかるという。

さらに高2生の約49%、高1生の約52%が「これまでとなにが変わるのかわからない」と回答。そもそもどう変わるかを理解していないために漠然と不安を感じている高校生が半数近くいて、必要な情報が十分には浸透していない様子も見受けられる。

調査概要

調査期間:1月14日(日)~16日(火)
調査対象:「大学入学共通テストチャレンジ」の参加者(オンライン参加)
調査方法:インターネット調査
有効回答数:全国の高1・2生 4158名(学年別の内訳 高2生:72.4%、高1生:27.6%)

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