2024年4月19日
塩原学園、埼玉県北部地域に学校法人が運営するフリースクール開校
塩原学園は17日、学校法人を母体とする通信制中等部(定義上はフリースクール)を5月23日から開校すると発表した。
この中等部は周辺地域の様々な理由で学校に通うことが困難な中学生に対して、新設するサテライトキャンパスを自分らしく過ごせる居場所として提供し、必要に応じて本庄第一の教員による学習支援や面談を行う。また、メタバースを用いての支援、地域と連携した取り組みも実践していく。
不登校やいじめなどの実態を調査した「令和4年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果」(文部科学省)によると小中学校における不登校児童生徒数は前年度比 22.1%増の29万9048人となり、過去最多となっている。
埼玉県においても、「令和4年度埼玉県公立学校における児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果について」(教育局 県立学校部 生徒指導課)によれば中学校における不登校生徒数は9715 人(前年度比 22.4%増)であり、1000人当たりの不登校生徒数は54.9人と決して無視のできない数字となっている。
こうした現状を踏まえ、本庄第一中学校・高等学校は、近隣の中学生が通うことのできる通信制中等部を埼玉県本庄市に開校する。
主な概要
名称:本庄第一通信制中等部「Echo School(エコースクール)」
特徴:
・「居場所提供型」を基本としているが、自習のサポートや面談を本庄第一中学校・高等学校の教員
が行う
・本庄商工会議所や地域の企業と連携し、職業体験やキャリア教育などを実施する
・在籍校長判断にはなるが、認定されると在籍校の出席日数に加えることができる
・様々な理由でサテライトキャンパスに通うことのできない生徒を考慮し、メタバースを利用した
サポートや、オンラインで友人と交流する居場所を設ける
利用料:1万500円/月
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