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2024年5月8日
コニカミノルタ、教育現場に密着した「対話型生成AI機能」を開発
コニカミノルタジャパンは7日、同社の学校教育向けソリューション「tomoLinks」(トモリンクス)で、小中学校を対象にした、「対話型生成AI機能」を開発したと発表した。
「tomoLinks」は、自治体や学校が保有する学力調査データや教育関連のビッグデータをもとに、一人ひとりの成績の経年変化や得意・不得意な単元を分析するが、今回開発した同機能はその分析結果に基づき、子どもの特性に合わせた対話を行い、個別最適な学びの提供を支援する。
同機能は、有害なキーワードや不適切な回答を子どもたちに提供するリスクを避け、学校教育で安心して対話型生成AIを活用できるようにする。
また、自治体や学校が保有する学力調査データや、ドリルの取り組み状況などを組み合わせた「マルチモーダルAI機能」を使い、子どもたちの進度に合わせて対話型で学習を進められる「教育データ活用基盤」も開発。
今後は、動画教材の視聴情報や授業中のノート、画像など様々な種類のデータを統合し、それらの分析結果を対話型生成AIと組み合わせる計画で、一人ひとりに寄り添った学びを提供する。
子どもたちが安心して利用できるよう、親しみやすいキャラクターを模した同機能を通じて、質問や意見、困っていることを気軽に入力できるようにする。これらのキャラクターは自治体や学校が設定でき、子どもたちの状況や興味関心を引き出すことができる。
同機能の提供に際し、同社は大阪市教育委員会と連携協定を締結。9月から、同市立小中学校の一部で、同機能の先行利用を開始する。
「tomoLinks」は、「学習支援」、「先生×AIアシスト」、「授業診断」の3つのサービスで構成されているクラウド型学習支援サービス。学校の教育プラットフォームとして導入することで、デジタル端末だけでなく教育データの効果的な活用ができるようになり、子どもたち一人ひとりの力を最大限に引き出す個別教育の実現を推進する。
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