2024年6月20日
カンビア、理系新卒採用の配属先決定に関する企業調査結果 配属ガチャの懸念と対策
カンビアは18日、「理系新卒採用の配属先決定に関する企業調査結果:配属ガチャの懸念と対策」を発表した。
技術系職種における理系新卒採用に取り組む104社の企業を対象に、配属先決定に関するWEBアンケート調査を実施。
調査では、配属先通知は「入社後の研修期間」が最多で42.3%となった。調査結果の詳細は以下の通り。
配属先通知のタイミングは「入社後の研修期間」が最多で42.3%。募集段階で配属先を明示する企業も約1/3。入社後(入社式~研修期間)と入社前(募集段階~入社前)で分けると、前者が44.2%、後者が55.8%で、入社前に伝える割合が全体では多い。
業種別でな、製造業では、入社後の研修期間に配属先を決定する企業が過半数を占める一方、IT業界では、募集段階で配属先を明示する企業が過半数を占めている。
入社前に配属先を通知する企業は、大多数が現行の配属先通知方法を維持する意向を示していて、変更の予定がない企業が約7割。一方、入社後に配属先を通知する企業では、現行の方法を維持する意向が多いが、将来的に変更を検討している企業の割合が約17%と、入社前に通知する企業よりも高い。
配属先決定における課題は、本人の希望と会社の要望のマッチングが難しいこと、全社員の希望に応えられないこと、経営層によるトップダウン配属決定に対する不満が挙げられる。
調査概要
調査対象:技術職・研究開発職・ITエンジニア職のいずれかにおいて、理系学生の新卒採用に取り組む企業
有効回答数:104社
調査方法:WEBアンケート形式
アンケート実施期間:6月10日(月)~13日(木)
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