2024年7月19日
リートンの「AIキャラクター」、宮崎大附属中学が理科の授業で活用
リートンテクノロジーズジャパン(リートン)は18日、同社の「AIキャラクター」を活用して、宮崎大学教育学部附属中学校の生徒が、7月5日に理科の授業を行ったと発表した。
同校では、今年6月から、理科と技術の授業で「AIキャラクター」を使った授業を実施。「AIキャラ作成機能」を用いて作った、技術の授業をサポートする「Techるくん」、理科の授業をサポートする「仮説設定お助けくん」などのAIキャラを使って、「キャラチャット」機能を用いて、キャラクターと対話形式で生徒が論理的に考えられるような授業を行っている。
同校に提供しているAIキャラには、生徒が親しみを持ちやすいよう、「キャラチャット」機能を使用してキャラクターと会話しているかのような工夫がなされている。また、あくまでも学習をサポートするという位置付けで、答えを言わないような設定にして、生徒が主体的に考えられるようにしている。
7月5日に授業を受けた生徒からは「AIの考えと自分の考えを比べて新しい考えが出てきた」「AIばかりに頼るのではなく、自分の知りたいことだけAIに訊くスタンスが大事だと思った」などといった声が寄せられた。
また、当日は、宮崎県内の教員を対象とした研修会も実施され、同社の増田良平氏が「生成AIの概要と利用にあたっての注意点」について講義。生成AIの仕組みや特徴、人間との関わり、課題と対策、上手な活用法として「適切な活用領域を見極める」「偽情報や著作権侵害などのリスクへの留意」「小さな試験的な取り組みから始める」ことなどをポイントに分かりやすく解説した。
同社の「AIキャラ作成機能」「キャラチャット」は、対話型生成AI「リートン」の機能で、「AIキャラ作成機能」ではキャラクターの外見作成、会話設定が自分でできる。作成したキャラクターとは「キャラチャット」機能で会話できる。
対話型生成AI「リートン」は、大規模言語モデル(LLM)の生成AIをベースとし、それを日本語版にした人工知能(AI)プラットフォームで、簡単な登録をするだけで、GPT-40などの最新AIモデルを無料無制限で利用できる。生成AIの詳しい知識がなくても、自由に、そして様々な文章作りに活用できる。累計グローバルユーザー数は370万人を突破、月間利用者数は220万人以上。
関連URL
最新ニュース
- TDXラジオ」Teacher’s [Shift]File.207 森村学園初等部 不破花純 先生(前編)を公開(2025年2月10日)
- 宇宙に行ってみたい小中学生は55% プラネタリウムや宇宙科学館に行った経験がきっかけ =ニフティ調べ=(2025年2月10日)
- バレンタインで中高生の32.8%が「特に何もしない」と回答=スタディプラス調べ=(2025年2月10日)
- こども家庭庁、こどもの自殺対策に関する講演会「学ぼう心のサイン 守ろう10代の命」開催(2025年2月10日)
- B Lab、徳島県海陽町でeスポーツイベントと生成AIを活用したワークショップ開催(2025年2月10日)
- 海と日本プロジェクト、海洋ごみ問題を学ぶ小学校高学年向け出張授業in港楽小学校を開催(2025年2月10日)
- 横浜市立大学、社会人履修プログラム「研究開発型オープンイノベーター(ビヨンドURA)」4月開講(2025年2月10日)
- バイドゥ、愛知大学×Simeji マルハラ解消に向けた産学連携プロジェクト始動(2025年2月10日)
- 成蹊中学、武蔵野市の課題と解決策を生成AIで絵にした発表会開催(2025年2月10日)
- 長野・飯綱町、小6の理科で「micro:bit」を活用したプログラミング授業実施(2025年2月10日)