2024年8月2日
リクルート、高校生の「志願したい大学」を7エリアで発表 「進学ブランド力調査2024」
リクルートは7月31日、「リクルート進学総研」が、高校生の大学選びの動向を明らかにするため2008年より進学ブランド力調査を実施しており、2024年の調査結果の一部を報告したことを発表した。
今年度の調査では全国を7エリア(関東甲信越、東海北陸、関西、北海道、東北、中四国、九州沖縄)に分けて聴取した。
それによると、関東甲信越、東海北陸、関西、九州沖縄では私立大学が1位になっており、北海道、東北、中四国では国立大学が1位となっている。関東甲信越、東海北陸、関西、九州沖縄では、都市部に位置する入学定員3000人以上を擁する文理幅広い学部学科を持つ大規模総合大学が、幅広い高校生からの志願を集めていることがわかる。
それ以外のエリアでは、アクセスの良い国立の総合大学が1位。ランキング上位の顔ぶれを見ると、高校生の価値観や学びたいことが多様化している中で、そのニーズに応えられるかが重要なポイントとなりそう。
また、今回の調査は、コロナが5類感染症へ移行した後初めての調査であり、授業や課外活動を含めキャンパスに通う頻度が増えてきた中で実施した。進学先を考える高校生にとっては、交通アクセスが良いこと、そして学びだけでなく、充実したキャンパスライフを送れるかどうかも大きな判断基準になっているようだ。
エリアごとでは、関東甲信越、関西ではエリア内の大学が上位20校を占めた。一方で東北、中四国では半数近くが他エリアの大学となっており、エリア外への志願度に差がみられる結果となった。
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