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2024年8月21日
小学生に大人気のゲーム「マイクラ」がプログラミング学習にどのように使われるか
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今、小学生に大人気のゲームと言えば「マインクラフト(マイクラ)」だろう。ゲームと聞くと「遊び」=勉強の妨げと考えてしまう保護者も多いかもしれない。しかしこの人気ゲームは、単なる遊びを超え、教育現場でも活用されている。特に、プログラミングの基礎を学ぶためのツールとしての利用が広がっているという。子どもたちはゲーム内でブロックを組み立てる過程で、論理的思考や問題解決能力を自然に身につけることができる。さらに、「マインクラフト教育版」では、プログラムを使ってキャラクターを動かしたり、複雑な構造物を作成したりする体験が可能で、このような実践的な学びが、小学生にとって楽しく、効果的なプログラミング教育を実現している。近年、日本国内の小学校教育において、プログラミング学習が重要視されており、その中で、子どもたちに親しみやすいツールとして注目されているのが「マインクラフト」なのだ。
「マインクラフト」は、世代を問わず世界中で人気のサンドボックスゲーム。テレビのクイズ番組で、ブロックを積み上げて漢字を作る問題に利用されたりしていて、ゲームをやらなくても見たことのある人は多いことだろう。その「マインクラフト」を使ったプログラミング教育は、小学生にとって大変有効だという。まず、ゲームとして親しまれている「マイクラ」は、子どもたちにとって馴染みやすく「楽しい」ツールだ。AI教材などでも取り入れられている「ゲーミフケーション」と同様、ゲーム感覚で楽しみながら学ぶことができる。
「マインクラフト」は、小学生の「プログラミング」学習に最適なツールなのだ。
「マインクラフト」をプログラミング学習用ツールとして利用するためには、「マインクラフト教育版」を利用する。このバージョンは、教育現場向けに特別に設計されており、授業計画やプログラミングのチュートリアルが豊富に用意されている。また、特定の課題やミッションを通じてコーディングの基本を学べ、例えば、キャラクターを動かすための簡単なスクリプトを書くことで、命令の順序や条件分岐の理解が深まるという。また、マインクラフトの「MOD(モッド)*1」を作成することで、さらに高度なコーディングスキルを習得でき、これにより、子どもたちは自分のアイデアを形にする楽しさを実感し、創造力を高めることができる。授業では、クラス全員で共同作業を行い、巨大な建物を作り上げるプロジェクトなどもあり、協力して作業をする大切さも学べる。
「マインクラフト」をプログラミング学習に活用するためにまず、授業の初めに子供たちにマインクラフトの基本操作を教える。その後、プログラミングの概念を紹介し、簡単な「コーディング」タスクを与える。例えば、キャラクターを特定の場所に移動させるプログラムの作成。次に、子供たちが自分の「ワールド」を作成し、そこにプログラムを適用する経験を積ませる。これにより、論理的思考や問題解決能力が自然と養われる。また、マインクラフトの「レッドストーン*2」を使った回路作りも、さらに高度なプログラミングスキルを学ぶのに役立つ。
プログラミング教育に「マインクラフト」を活用した授業では、子どもたちの反応が非常に良好だという。特に「ゲーム」としての魅力があるため、学習意欲が自然と高まる。授業中、子どもたちは「コーディング」の基本を楽しみながら学び、自己表現や問題解決能力も向上する。実際に「マイクラ」を使ったプログラミング授業では、論理的思考力や創造力が育まれ、学習成果が目に見える形で現れる。教育関係者からも高い評価を受けており、他の教科にも応用可能なスキルが身につく点が注目されている。
「ゲーム=遊び」の概念から脱出して、遊び感覚のゲームでプログラミング教育を実践してみてどうだろうか。
*1:MODとは「ユーザーが個人的に行う改造」のこと。
*2:“レッドストーン”は、電気のようなエネルギーを生み出す特殊な鉱石。そのエネルギーを使ってランプを付けたり、トロッコなどを動かすことができる。
記事の提供
Eldorado
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