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2024年9月2日

フォレストデジタル、「空間VRで林業の魅力を学ぶ」高校生向け出張授業実施

フォレストデジタルは、同社の空間型VR「uralaa」(うらら)を活用して林業の魅力を学ぶ高校生向け出張授業「空間VRによるイマーシブ林業体験授業」を、9月18日に、北海道の幕別清陵高校で実施する。

林業体験授業のコンテンツイメージ図

同社は、北海道庁と、林業の担い手不足の課題解決に向けた共同プロジェクトを開始しており、その第1弾の取り組みとして、同社が開発した「uralaa」を使った高校生向けイマーシブ学習授業(没入学習)を、同日に実施。同校の教室をデジタル森林空間に変え、実際に使うチェンソーなどの機材に触れながら、林業の仕事を体感する授業を行う。

空間型ヴァーチャルリアリティ(VR)技術を用いた「uralaa」は、あたかも森や自然の中にいるような没入感のある仮想体験をヘッドマウントディスプレイ(HMD)不要で実現。お年寄りから赤ちゃんまで没入体験ができるようにした。

当日は、同校普通科の2年生3クラス約100人に、林業の現場に没入し、その迫力や自然を相手に仕事をするダイナミックな魅力を伝える。実際に北海道浦幌町の林業家の仕事の様子を360度ビデオカメラで撮影・編集した映像を普段の教室の中で投影して、デジタル森林環境を構築。希望者には、林業の現場に行くプログラムも準備しており、就業者の増加を目指す。

授業後にはアンケートを実施し、実際に学生たちの林業に対する理解・興味関心の変化についての意識調査を行い、今後の学びの効果を高めるための知見を蓄積。また、「uralaa」のない林業に関する授業を受けた学生たちにもアンケートを聴取し、A/Bテストを行うことも予定している。

「uralaa」は、大型のマルチスクリーンによる映像やサラウンド音響システム、自然のアロマなどを使って、あたかも森や自然の中にいるような「ひととき旅」体験ができる空間型VRで、「クラウドを通じたマルチスクリーン映像による没入空間を再現」するプラットフォームの開発に成功した。

同社独自の技術で、多様な天井・壁のサイズに対応し、継ぎ目も違和感なく、没入空間を実現(プロジェクター性能による制限有り)。スマホやPCから、1000を超えるコンテンツを選択でき、オリジナルプレイリストの設定や予約配信などもできる。

【実施概要】
実施日時:9月18日(水)8:40~11:30(1授業50分×3クラス)
実施会場:幕別清陵高校[北海道中川郡幕別町依田101番地1]
参加者:「幕別清陵高校」普通科2年生(約100人)
主な内容:
・林業の紹介
・空間VRで林業体験
・北海道内の事業体紹介など

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