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2024年12月16日
河合塾、25年度入試の注目ポイントをまとめた解説と「入試の志望動向」公表
河合塾は12日、入試シーズンを目前に、25年度入試の注目ポイントをコンパクトにまとめた独自の解説と、「全統模試からみる2025年度入試の志望動向」を公表した。
それによると、「入試の注目ポイント」については、まず、大学入学共通テストに教科「情報」が初導入されることから、その出題内容が注目されている。97%の国立大と44%の公立大が「情報」受験を必須としており、志望者は準備が必要。私大で必須とする大学はごくわずかだという。
また、25年度入試は、22年度から高校に導入された新しい教育課程を反映する初の入試で、共通テストでは「情報」導入のほか、数学②と地歴公民に変更があるほか、国語の現代文に大問が追加。
説明書や契約書のような「実用的な文章」が出題されるか注目を集めているが、河合塾主席研究員の近藤治氏は、「教科『情報』の導入を除き、25年入試の変更は限定的で、過度な心配は不要」とコメントしている。
「大学・学部の注目ポイント」として、国の高度情報人材・理工系人材育成の方針を反映して、25年度は情報系・理工系の学部が数多く誕生し、注目を集めている。
また、女子の進路多様化に伴い、人文系や家政系の学部が多い女子大の志望者が減少しており、この逆境を打開するために、理系や情報系学部の新設、共学化など、新たな取り組みにチャレンジする女子大が増えている。
一方、「2025年度入試の志望動向」によると、少子化による競争緩和を背景に、難関10大や早慶・MARCHなど難関大志向が強まっている。河合塾の調査では、5年前と比較すると同じ成績層の合格率が各大学群で向上。
前出・近藤氏は、「同じ学力で5歳くらい年の離れた兄弟の間でも合格できる大学が変わってきた」と話し、以前より入りやすくなった難関大の志望者が増えていると指摘する。
系統別志望動向をみると、全体的には文理均衡だが、女子枠の設置などを背景に、理工系を志望する女子受験生が増加。特に来年は「機械・航空系」や「土木・環境系」といった、今まで女子比率が少なかった、いわゆる「ガチ理系」への進出が目立っている。
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