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2025年2月13日

高校生の受験勉強での生成AI活用、多いのは「授業の復習」「テスト対策」「授業の予習」=武田塾調べ=

A.verは12日、同社が運営する学習塾「武田塾」が、生成AIを学習に活用している高校生100人を対象に実施した、「生成AIと受験勉強の実態調査」の結果をまとめ発表した。


それによると、「受験勉強に活用している生成AI」を聞いたところ、ダントツで多かったのは「ChatGPT(無料版)」で約8割(77.0%)を占めた。

以下、「Google Gemini」12.0%、「Bing Chat」5.0%、「Google Bard」4.0%、「ChatGPT Plus(有料版)」2.0%、「Wolfram Alpha」2.0%、「Notion AI」2.0%、「Quillbot」1.0%、「Perplexity AI」1.0%と続いた。


「受験勉強のプロセスにおいて、どの段階で生成AIを活用しているか」を尋ねたところ、「授業の復習」31.0%、「テスト対策全般(定期テストや模試など)」30.0%、「授業の予習」28.0%がTOP3で、以下、「志望校研究」17.0%、「過去問演習」14.0%、「学習計画の作成」13.0%と続いた。


また、「受験勉強で生成AIを活用することについて、従来の学習方法と比べてどのような点で効果的だと感じるか」と質問したところ、「短時間で必要な情報を得られる」61.0%、「24時間いつでも利用できる」47.0%、「自分の理解度に合わせた説明をしてくれる」26.0%、「多様な問題や質問を作成してくれる」23.0%、「苦手分野の克服をサポートしてくれる」17.0%、「学習計画の作成や進捗管理ができる」9.0%という結果になった。


「受験教科・科目別に見た時、生成AIが最も役立っていると感じる科目」を聞いたところ、「英語」25.0%、「数学」22.0%、「国語」8.0%、「政治・経済」6.0%、「物理」4.0%、「化学」4.0%、「生物」3.0%、「世界史」3.0%、「地理」3.0%、「日本史」1.0%だった。


「具体的にどのような場面で活用しているのか」と質問したところ、「問題の解き方を質問する」45.7%が最も多く、以下、「解答の添削をしてもらう」23.5%、「教科書・参考書の補足説明をもらう」22.2%、「小論文の添削をしてもらう」14.8%、「英語の和訳・解説をしてもらう」13.6%、「過去問の解説をしてもらう」9.9%、「入試の傾向分析をしてもらう」8.6%、「苦手分野の学習方法を相談する」8.6%、などと続いた。

そのほか、「国語の文章作成や敬語の直し」や「和文英訳」など61の自由回答も寄せられた。


一方、「受験勉強で生成AIを活用する際、不安に感じることや課題と感じること」を尋ねたところ、「情報の正確性」39.0%、「過度に依存してしまう」35.0%、「思考力低下への懸念」26.0%、「暗記力低下への懸念」13.0%、「志望校や試験に特化した情報が得られない」8.0%、「使い過ぎによる時間ロス」7.0%が挙げられた。


また、「受験本番を見据えた時、今後の生成AI活用についてどのように考えているか」と質問したところ、「積極的に活用していきたい」27.0%、「必要な場面で適度に活用していきたい」59.0%、「活用を控えめにしていきたい」8.0%との声が寄せられ、「活用をやめたい」6.0%との回答もあった。

この調査は、生成AIを学習に活用している高校生100人(1年生13.0%、2年生35.0%、3年生41.0%、その他11.0%)を対象に、1月6日〜9日にかけてインターネットで実施した。

調査結果の詳細

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