2025年3月4日
総合型選抜の受験生が苦戦した対策、TOP3は「面接」「志望理由書」「小論文」=じゅけラボ予備校調べ=
エンライクが運営する「じゅけラボ予備校」は3日、総合型選抜入試で大学受験をした18〜21歳の男女203人を対象に実施した、「総合型選抜の受験対策の大変さと後悔したポイントに関するアンケート調査」の結果をまとめ発表した。

それによると、総合型選抜入試で「最も苦労した対策」を聞いたところ、「面接対策」(模擬面接、想定質問リスト作成など)52.7%がダントツの1位だった。模擬面接の実施や想定質問の準備など、実際の試験に備えるための練習が必要だが、「どのように自分を表現すれば評価されるのか分からない」と感じる受験生が多かったようだ。
面接対策に多くの時間を割いたものの、「予想外の質問にうまく答えられなかった」「緊張して思うように話せなかった」というケースもあり、受験生にとって大きな壁になっていることが伺える。
2位にランクインしたのは「志望理由書や自己PRの作成」33.0%。「なぜこの大学・学部を選んだのか」を論理的に説明する志望理由書作成も、受験生にとって大きな課題。「何を書けば評価されるか分からない」「他の受験生と差別化できない」といった悩みを解決するために、文章構成や表現力が求められることが浮き彫りになった。
3位は「小論文対策」(書き方の練習、過去問演習など)32.0%。小論文対策は、「テーマに対して的確に論じる力」と「文章を時間内にまとめる力」が求められるが、小論文の「書き方が分からない」「何をどう書けば評価されるのか不安」という悩みを解決するための対策の必要性が分かる結果となった。
以下、4位「プレゼンテーションの資料作成や練習」12.3%、5位「実績を示す資料(活動報告書やポートフォリオ)の作成」6.9%、6位「校内の課外活動(部活など)の実績作り」4.4%、7位「志望学部とマッチする校外の課外活動プログラムやボランティアの実践」3.4%、8位「グループディスカッション対策」2.5%、と続いた。

次に、「受験後に、もっと準備しておけば良かったと後悔したこと」を尋ねたところ、「面接対策」34.5%が最も多く、2位「志望理由書や自己PRの作成」20.2%、3位「小論文対策」19.2%と続いた。
以下、4位「プレゼンテーションの資料作成や練習」8.9%、5位「志望学部とマッチする校内の課外活動の実績作り」7.9%、6位「実績を示す資料の作成」5.9%、7位「志望学部とマッチする校外の課外活動プログラムやボランティアの実践」と「グループディスカッション対策」各3.9%、と続いた。
その一方で、「特にない」と回答した受験生も約3割(29.1%)いたが、逆に言えば、約7割の総合型選抜の受験生が「対策不足」を後悔しているということになる。
「特に後悔がない」受験生に共通している要因として、早い段階から計画的に対策を進めたことや、面接・志望理由書・小論文などの指導を受けていたことが考えられる。また、事前に模擬試験やフィードバックを積極的に活用したことで、本番でも自信を持って取り組めたケースもあるようだ。
この調査は、「総合型選抜入試」(旧AO入試)で大学受験をした18〜21歳の男女を対象に、1月8~15日にかけてインターネットで実施した。有効回答数は203人。
関連URL
最新ニュース
- MetaMoJi、リアルタイム学習支援サービス「MetaMoJi ClassRoom 3」に「メタモジドリル」を搭載(2025年12月12日)
- SDT、静岡県磐田市で生成AI活用した「子育て分野」チャットボットの実証実験開始(2025年12月12日)
- さつき、離島で遠隔授業 島根県教委員に電子黒板「ミライタッチ」を導入(2025年12月12日)
- ラインズ、神奈川県秦野市が全児童ホームで入退室管理システム「安心でんしょばと」導入(2025年12月12日)
- 1位は「高」、Z世代が選んだ「今年の漢字」&「2026年やりたいこと」ランキングを公開 =MERY調べ=(2025年12月12日)
- Z世代の漢字離れを検証、漢字の読みが難しい“難漢”大学ベスト10を発表 =嘉悦大学調べ=(2025年12月12日)
- 大学受験生への声掛け、53.5%の親が「ねぎらいや体調を気遣う言葉で」と回答 =塾選調べ=(2025年12月12日)
- 郁文館高校、中3生向け「都立自校作成型オープン入試」を2月14日に実施(2025年12月12日)
- バッファロー、札幌第一高校へのマルチギガネットワークの構築事例を公開(2025年12月12日)
- 富士フイルムシステムサービス、ICT活用に向け大阪教育大学と包括連携協定を締結(2025年12月12日)













