2025年7月23日
ベネッセ、小中校向けICT学習ソフト「ミライシード」が宮城県教委に導入
ベネッセは22日、同社の小中学校向けオールインワンICT学習ソフト「ミライシード」が、宮城県教育委員会「みやぎの算数教育改善プラン」に導入されたと発表した。
同プランでは、ミライシードに搭載されたアプリの中から、AIを搭載したデジタルドリル「ドリルパーク」と、CBT方式の単元テスト「テストパーク」のそれぞれの即時性を活用して、教員の負荷を軽減しつつ、児童生徒の学習サイクルの変革を目指す。モデルエリアに設定された塩竈市・登米市内の全小中学校からアプリの活用をスタートさせる。
同プランでは、まず、授業中に自動採点と即時返却ができる「テストパーク」を活用してクラス内でつまずきが多かった点を振り返った後に、放課後や家庭学習などの学習では児童生徒それぞれの学力状況を把握し個別最適な出題をする「ドリルパーク」を活用して個別学習を進めていく。
ミライシードは、一斉学習・協働学習・個別学習それぞれの学習場面に対応した、小中学校向けタブレット学習用オールインワンソフトで、全国の小中学校のおよそ30%にあたる1万校超、340万人以上の児童・生徒が活用(2025年3月時点)。
今回活用されるアプリ「テストパーク」は、教科書の主要単元の確認テストを収録し、「ミライシード」上で小テストを実施できるCBTシステムで、採点に要する時間を34.5分から9.4分に、返却までの日数を3日から最短授業内に短縮する。
一方、「ドリルパーク」は、AIを搭載したデジタルドリルで、学習履歴からAIが習熟度を予測して、一人ひとりに合ったフォロー問題を出題。苦手な部分をつまずきの原因から解消し、得意な部分はさらに伸ばしていくことができる。
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