2025年8月4日
男子中学生が将来なりたい職業 「公務員」、調査開始以来初の1位に =ソニー生命調べ=
ソニー生命保険は7月31日、全国の中学生・高校生に対し実施した、今回で6回目となる「中高生が思い描く将来についての意識調査」(調査協力はネットエイジア)の結果を公開した。

それによると、「中高生がイメージする将来」については、「10年後の自身については明るい」とした中学生は61%、高校生では54%。


中学生の日本と世界への意識では、「10年後の日本が不安」は73%、「10年後の世界が不安」は67%。高校生の日本と世界への意識では、「10年後の日本が不安」は77%、「10年後の世界が不安」は72%となり、2024年調査からともに5ポイント以上上昇した。

「中高生の将来の夢」については、男子中学生の1位は「好きなことを仕事にする」、女子中学生の1位は「趣味を充実させて生きる」。高校生では男子・女子ともに「安定した毎日を送る」が1位となった。

男子中学生が将来なりたい職業では「公務員」が調査開始以来初の1位となった。女子中学生が将来なりたい職業は、1位「芸能人」、2位「公務員」、3位「会社員」「絵を描く職業」だった。

高校生が将来なりたい職業では、男子・女子ともに1位は「公務員」だった。

「中高生が希望する将来のライフイベント・ライフスタイル」については、「結婚したい」とした中学生は68%、高校生は60%。

「将来、子どもがほしい」とした中学生は57%、高校生は52%。「子どもがほしいと思わない」は女子高校生の3人に1人いた。

「将来、家庭第一の生活をしたい」とした中学生は58%、高校生は49%。「将来、マイホームをもちたい」とした中学生は71%、高校生は62%。「将来、都会で暮らしたい」とした中学生は57%、高校生は47%だった。

「中高生の生きがい」については、男子中学生、男子高校生では1位「ゲーム」。女子中学生では1位「推し活」、女子高校生では1位「推し活」「音楽」だった。

「中高生のジェンダー意識」については、「女子がスラックス制服を着ていても違和感はない」とした中学生は80%。「男子が化粧をしていても違和感はない」とした中学生は75%、高校生は73%。「同性同士が付き合っていても違和感はない」とした男子高校生と女子高校生では28ポイント差があった。

また、「“からだの性”と“こころの性”が異なることに悩んでいる」とした高校生は12%。「ジェンダーギャップや性別役割分担意識によって生きづらさを感じている」とした高校生は5人に1人だった。

「中高生の人間関係」については、自分のキャラクターに対する意識として中学生では「陽キャ」が多数派、高校生では「陰キャ」が多数派。

「学校の友人の前では自分のキャラを作っている」とした中学生は60%、高校生は53%だった。

カッコいいと思う大人の特徴1位には、中学生・高校生ともに「マナーがしっかりしている」こと。



「親は自分のことをわかってくれていると思う」とした中学生は72%、高校生は68%。「学校の担任の先生は自分のことをわかってくれていると思う」とした女子中学生は半数未満。「親と本音で話せている」とした中学生は58%、高校生は62%。

「親に悩みを相談することがある」とした中学生は61%、高校生は59%だった。


「親を“大好き”と思うことがある」とした中学生は71%、高校生は67%。「親を尊敬している」とした男子中学生では77%。

「親からの期待に押しつぶされそうになることがある」とした中学生は45%、高校生は40%だった。


「先生に対する中高生の評価」については、クラス担任への評価(5段階評価)の平均点で、「学校行事に積極的に取り組んでいる」とした中学生は3.87、高校生は3.58。「生徒と積極的にコミュニケーションをとっている」とした中学生は3.71、高校生は3.52だった。

「中高生が選ぶ有名人・アーティスト」については、中高生が“将来のことを相談したい”と思う有名人として、男子1位は「HIKAKINさん」、女子1位は「マツコ・デラックスさん」。

中高生が“将来、こういう大人になりたい”と思う有名人では、男子・女子ともに1位は「大谷翔平さん」だった。

中高生が“推したい”と思うアーティスト・アイドルTOP3は、「Mrs. GREEN APPLE」「嵐」「Snow Man」となった。
関連URL
最新ニュース
- システム ディ、秋田県教育委員会が「School Engine Web出願システム」を導入(2025年12月5日)
- ICT教材「すらら」、不登校支援で導入自治体数・ID数ともに過去最高を記録(2025年12月5日)
- ガイアックス、石川・富山・福井の小中高校に起業家教育の講師を無償派遣(2025年12月5日)
- 計算力は高いのに自信のない日本の子どもたち、小4・中2国際調査からわかった意識と実力のギャップ =スプリックス教育財団調べ=(2025年12月5日)
- 就活生の67.4%が「資格は就職に有利になる」と回答 =Synergy Career調べ=(2025年12月5日)
- 保護者の4割以上が学童保育に「勉強」と「安心」の両立を要望 =NEXERとHokally調べ=(2025年12月5日)
- 大学受験、保護者が最も不安を感じるのは「高3の秋~冬」=塾選調べ=(2025年12月5日)
- テックタッチ、早稲田大学が独自の出張申請システムに「テックタッチ」導入(2025年12月5日)
- 次世代ロボットエンジニア支援機構、「女性エンジニアの増加」目指しロボット・AI教材普及のクラファンを開始(2025年12月5日)
- 小中生向けプログラミング教室「CodeCampKIDS」、Scratchプログラミングコースをフルリニューアル(2025年12月5日)













