2026年3月17日
コロナ禍の子どもの小学校生活、保護者の61.6%が「大変さや負担」を感じていた=土屋鞄製造所調べ=
土屋鞄製造所は16日、新型コロナの流行で日常の行動が大きく制限された2020年に小学校へ入学した子どもたちが今春卒業することを踏まえ、小学5・6年生(2020・21年に小1)の子どもの親(母・父)395人を対象に実施した、「小学校生活についての意識調査」の結果をまとめ発表した。

それによると、コロナ禍(2020年~2023年頃)の子どもの小学校生活を振り返り、保護者として「生活や学習の維持にどの程度大変さや負担を感じたか」を聞いたところ、61.6%が「大変だった」(「非常に大変だった」24.1%、「やや大変だった」37.5%)と回答。「大変ではなかった」18.5%(「それほど大変ではなかった」12.2%、「全く大変ではなかった」6.3%)を大きく上回った。

「大変だった」理由としては、「思い出作りの減少(行事の中止・縮小など)」46.9%が最も多く、以下、「衛生管理の徹底(毎朝の検温、消毒作業など)」35.0%、「友人との交流機会の減少(給食の黙食や休み時間の制限など)」31.7%、「学校外の体験機会の減少(習い事・地域の活動の制限など)」31.7%などと続いた。社会的な活動の制限や、衛生管理、交流や体験の減少が生活の負担になっていたことが分かる。

また、コロナ禍をきっかけに導入された新しい習慣や変化(デジタル化、行事の簡略化、PTA活動の見直しなど)について、コロナ以前の状態と比較して「総合的に良くなったと感じるか」と尋ねたところ、小学校生活の変化については、「以前より非常に良くなった」10.1%、「以前よりやや良くなった」39.5%と、約半数(49.6%)が肯定的だった。

その理由については、「行事がオンライン化・簡略化され親の負担が軽減された(PTA活動や保護者会、学芸会など)」、「過剰な慣習が見直された(家庭訪問や集団登校の廃止など)」がいずれも49.0%で同率最多に。次に、「アプリの導入などにより学校との連携がスムーズになった(情報確認、出欠連絡など)」44.9%が続いた。
学校運営の効率化や保護者の負担軽減に繋がる項目が上位を占め、コロナ禍がきっかけとなり小学校生活や教育現場の運営がオンラインの普及や体制の見直しにより効率化された面も明らかになった。また、授業や宿題へのデジタルツール導入による学習の幅の広がり、子どもの衛生意識の向上もポジティブな変化として挙げられた。
2023年以降、学校生活の制限が緩和・解除された中で、子どもや保護者が「本来の姿に戻って良かった」「再開して純粋に嬉しい」と特に強く感じたエピソードを尋ねたところ、最も多かったのは「宿泊行事が実施でき、友達と過ごせたこと」52.2%で、以下、「マスクを外して、友達や先生の笑顔や表情が分かったこと」43.8%、「運動会などで大声での応援が戻り、活気を感じたこと」40.8%などが続いた。
この調査は、小学5・6年生(2020・21年に小1)の子どもの親(母・父)を対象に、2月27日~3月5日にかけてインターネットで実施した。有効回答数は395人。
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