2025年11月4日
「学校に行きたくない」に保護者はどう対応して、その後どうなったか =キズキ調べ=
キズキは、ウェブメディア「不登校オンライン」で、保護者を対象に実施した「子どもの『学校に行きたくない』という声」と「その後の状況」「親の対応」についてアンケート結果を発表した。

調査結果は、「学校に行きたくない」という言葉が、単なる気まぐれではなく”深いSOS”であることを明確に示したという。
約98%の家庭で、その後子どもが不登校または五月雨登校の状態に移行していて、「学校に行きたくない」は、限界を知らせるサインであることが浮き彫りになったという。
また、その前段階として「体調不良」「無気力」「感情の起伏の変化」などの前兆が多くの家庭で見られた。


学校に行きたくない理由で最多は「不安・気分の落ち込み」。続いて「友人関係」「教職員との関係」「いじめ」の人間関係の悩みが約40%を占めた。

初めて「学校に行きたくない」と口にした時期の、最多は小学校1〜2年生(約40%)。次いで中学1年生、小学4年生が続いた。

また、発言の約60%は「長期休み明け以外」の日常の中で起きており、疲れや違和感が少しずつ蓄積して限界を迎えるケースが多いようだ。


「行きたくない」と言われた際に「やってよかった対応」として最も多かったのは、「話をじっくり聞いた」だった。続いて「一旦休ませて見守った」「学校や担任に相談した」が上位に並び、無理をさせない姿勢と、支援者との連携が鍵となっていることがうかがえる。
一方、「登校させようとした」を“やってよかった”とした回答は1件だった。
アンケート実施概要
実施期間:6月4日〜26日
実施方法:ウェブフォームによるオンライン回答
対象:日本全国の保護者
有効回答数:102件
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