2025年10月31日
不登校が親の働き方に与える影響、約60%の親が「退職・転職・就業」または「働き方の変更」を経験 =キズキ調べ=
キズキは30日、同社が運営するウェブメディア「不登校オンライン」が、不登校の子どもがいる全国の保護者438人を対象に実施した、「不登校と親の仕事に関するアンケート調査」の結果をまとめ発表した。
それによると、約60%の親が「退職・転職・就業」または「働き方の変更」を経験しており、最も多かったのは「現職を続けながら、勤務時間やシフトを柔軟に調整した」ケースだった。
柔軟な働き方に切り替えた保護者のうち、53%が「結果的に良かった」と回答。一方で、「収入減」34%や「キャリアの停滞」26%といった課題も浮き彫りになった。
「働き方を変えた」と答えた親(32.9%)の多くは、「柔軟な遅刻・早退」18.6%、「時短勤務」14.7%、「シフト変更」14.1%、「在宅勤務」9.0%といった調整を実施。勤務先への相談は「しやすかった」との回答が70%を超え、柔軟な対応が子どもや家庭の安定に寄与したことが分かった。
一方で、「働き方を変えたくても変えられなかった」「収入の減少が家計を圧迫した」という声もあり、制度はあっても“運用の壁”が残る現状が浮かび上がった。
また、退職・転職・就業、それぞれの“再設計”の形をみると、退職(17.8%)は「子どものケアを優先」「両立の負担が限界」などが主因で、約半数が「良かった」と評価。転職(4.6%)は、勤務時間の柔軟さや職場の理解を重視し、再就職を果たしたケースが多い。
専業からの就業(4.6%)については、親自身の居場所づくりや社会との再接続を目的に再就職する例が目立ち、65%が「良かった」と回答した。不登校は、親のキャリアを一時的に揺らす一方で、「家族の再設計」を促す契機にもなっている。
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