2026年6月12日
72%がAIによって仕事に求められるスキルが変わったと回答 =BCG調べ=
ボストン コンサルティング グループ(BCG)は10日、職場におけるAI活用に関するグローバル調査レポート「AI at Work: Strategy Matters More Than Tools」を発表した。
調査は日本を含む14の国・地域の経営幹部から一般従業員まで1万1749人を対象に実施したもの。BCGのデジタル専門組織BCG Xが担当し、今回で4回目。
調査によると、一般従業員の日常的なAI利用率(週に数回以上)は世界平均で74%に達し、前年の51%から大幅に増加。日本では66%となり、米国の62%を上回ったものの、世界平均には届かなかった。
また、回答者の72%が「AIによって自身の職務に求められるスキルが変わった」と回答。47%は「AIへの指示や管理を担う役割へ業務の重心が移った」と答えた。
AIを日常的に利用する人の67%は仕事への満足度向上を実感する一方、41%は思考や判断に伴う認知的負荷の増大を感じていることも明らかになった。
さらに、AIを日常利用する一般従業員の42%が、AI活用によって週に1営業日以上の時間を創出できていると回答。しかし、そのうち66%は創出した時間の活用方法について十分な指針が示されていないとして、多くの企業が効率化を新たな価値創出につなげられていない実態も浮かび上がった。
AIエージェントについては、AIを日常利用する人の30%がすでに業務フローへ組み込まれていると回答。前年の13%から2倍以上に増加した。一方で、全回答者の52%がAIエージェントを十分に理解していないと答えていて、技術の進展に対してガバナンス整備が追いついていない状況も示された。
BCGは、今後の企業にはAIツール導入による業務効率化だけでなく、業務プロセスの再設計や新たなビジネスモデル創出まで視野に入れた組織変革が求められるとしている。
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