2025年11月12日
96.5%の27卒ITエンジニア志望学生がキャリアにAIが影響すると回答 =paiza調べ=
paizaは10日、paiza新卒登録者の2027年卒業予定のITエンジニア志望学生を対象に実施した「生成AI時代の就職活動とキャリアに関する意識調査」の結果を発表した。
それによると、「あなたの将来のキャリアに、AI技術の発展が与える影響はどの程度だと考えていますか」の問いに対し、「非常に大きい影響を与える」73.6%が最多となった。「ある程度の影響を与える」22.9%と合わせると、96.5%の学生が自身のキャリアにおいてAIの発展を強く意識していることが判明した。
AIネイティブ世代と呼ばれる27卒の学生にとって、生成AIは既に学習や情報収集に不可欠な存在となっている。彼らはAIを脅威としてではなく、自身のキャリアを形作る上で「避けられない、巨大な変化の要因」として認識していることが伺える。企業側も、AIを前提としたキャリア設計を行う彼らに対し、具体的なAI戦略と育成方針を示すことが重要。
「就職活動の企業選びにおいて、企業のAI技術に関する取り組みをどの程度重視していますか」の問いでは、「強く重視している」27.1%、「多少重視している」49.3%となり、合計76.4%の学生が企業選びの判断材料としてAIへの取り組みを重視していることが分かった。
AIネイティブ世代にとって、企業がAI時代にどう生き残るか、どのようにAIを活用して新しい価値を創出するかが、学生にとっての企業の「将来性」を測る重要な指標となっていると考えられる。単なる技術力だけでなく、組織全体としてAIを事業に組み込む戦略を持つ企業が、優秀なAIネイティブ世代の学生から選ばれるようになると推察される。
生成AIが自身の能力を公正かつ効率的に評価するためのツールとして機能することに概ね肯定的であり、AIネイティブ世代らしい結果とった。コーディング能力の評価は76.4%、エントリーシートの評価は71.5%、適正・筆記試験能力の評価は70.2%と採用活動の多くのシーンで生成AIの導入に高い肯定感を示している点は注目すべきポイントだと考えられる。
一方、「面接の評価検討」における生成AI活用については、半数以上の学生がAI利用について肯定的ではあるものの他選考プロセスよりかは比較的少ない結果となった。面接の評価検討に生成AIを導入する場合は、従来通りの人対人のコミュニケーションを共存させることが望ましいと言える。
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