2025年12月2日
教室規模が大きいほど生徒・保護者満足度に課題感あり=塾エイド調べ=
インサイト・ジャパンが運営する学習塾支援組織「塾エイド」は11月30日、全国の学習塾経営者に実施した「塾運営に関するお悩みアンケート」の、”運営・経営”に関する回答の分析結果を公開した。
調査は、教室数、生徒数、従業員数といった規模の違いがどのように運営課題へ影響しているかを可視化している。

結果によれば、教室規模が大きくなるほど「生徒・保護者満足度の低下」や「生徒・保護者との接点不足」を課題と感じる割合が高く、特に6〜10教室の経営者が最も課題感を持つ傾向が見られた。また、経理・労務・契約管理などのバックオフィス業務の煩雑化や”数値管理のできなさ”も、単独教室より複数教室を展開する塾ほど強く感じている。
一方で、「5年後の経営ビジョンを描けていない」という項目では、6〜10教室を展開する塾が最も肯定回答が少なく、規模が一定以上になると将来の方向性をより明確に描いている可能性が示された。
なお「生徒・保護者アンケートを活用できていない」という項目は、規模にかかわらず多くの塾が課題と認識していた。


生徒数・従業員数別の分析でも同様の傾向が見られ、生徒数が増えるほどバックオフィスの負担が増し、従業員数が多い塾ではマネジメントの複雑化が課題として浮上する構造が明らかになった。一方、生徒数30名以下の小規模塾では「保護者ニーズの変化への対応」が特に難しいと感じる割合が高かった。
調査概要
調査方法: WEBアンケート方式
調査対象: 全国の学習塾経営者59名
調査実施: 10月
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