2025年12月4日
27年卒、11月末時点の内々定率は29.3% 初回調査で3割に迫る=学情調べ=
学情は、2027年3月卒業予定の大学生・大学院生に実施した「内々定獲得状況調査」の結果を公開した。

11月末時点の内々定率は29.3%と前年同時期を12.4ポイント上回り、同時期として過去最高。就職活動のさらなる早期化が鮮明となった。

学情によると、初回調査で3割に迫る数字となった背景には、夏のインターンシップやオープン・カンパニー経由での早期選考が定着し、企業側の「早めの内々定出し」が競争化していることがある。特に理系の動きは顕著で、内々定率は40.7%と前年の同時期から倍増。技術系人材の確保に向けた企業の積極姿勢が、学生の早期活動を後押しした形だという。
一方、文系の内々定率は24.4%で、前年同時期より9.0ポイント上昇。文系・理系ともに「春に応募 → 夏に参加 → 秋の選考で内々定」というパターンが主流化しつつある。なかには 8月の段階で最終面接を受けていた学生が11.6% おり、採用活動の超早期化が進んでいることがうかがえる。

就職活動率については、全体の83.5%が「就職活動を行っている」と回答し、前年並み。文系の活動率は84.4%で例年通りだが、理系は81.1%と前年同時期より6ポイント近く低下した。
「内々定を獲得し就活を終了した」学生は2.8%にとどまり、ほとんどの学生が活動継続中。今後、企業の本選考開始に向け、学生側の活動が本格化するものと見られる。
調査概要
調査期間:11月25日~11月30日
調査機関:学情
調査対象:2027年3月卒業(修了)予定の大学生・大学院生
有効回答数:178件
調査方法:インターネットによるアンケート
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