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2019年5月30日
チャオ、AIカメラが「講師と生徒の表情に出る感情」を見える化
チャオは29日、シンドバッド・インターナショナルの協力の下、メガスタディが展開する「オンライン遠隔双方向教育」で、AIカメラを活用した授業品質の改善や学習効果の向上を目指す取り組みを開始したと発表した。
具体的には、家庭教師メガスタディオンラインの「遠隔マンツーマン授業」で、講師と生徒の表情に現れる感情をAIカメラで可視化し、授業中の理解度合い、集中度合いなどを計測。
生徒が理解したことを口頭で告げたとしても、言葉などからだけでは把握しきれない「表情」を計測し、本当の意味での理解ができているかを検証。表情はAmazon Rekognitionの画像解析システムを活用した。
「DISGUSTED:うんざり」、「HAPPY:幸せ」、「ANGRY:怒り」、「SURPRISED:驚き」、「SAD:悲しい」、「CALM:穏やか」、「CONFUSED:混乱」の7項目で、全体を約100点として数値化。表情解析は「動画」でなく「写真」で細かく記録した1秒ごとの写真に対し、6秒間で実施した。
今回の取り組みでは、例えば講師の表情で見ると、実際は怒っていないにも関わらず、「怒り」の数値は62.31点を記録するなど、差異も現れた結果となったが、今後さらに表情解析テストを繰り返し、精度を上げることで、実際に抱いている感情との差異は減少していくという。
両社は将来的に、AIカメラを活用して表情から生徒の集中力や理解度の数値化を行い、その因果関係や授業の改善に活かしていきたいと考えている。
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