2021年12月29日
デジタル教育の世界市場、2030年には1191億米ドルに達する見込み=パノラマデータインサイトが分析=
Panorama Data Insights(パノラマデータインサイト)は27日、世界のデジタル教育市場の機会分析と2030年までの業界予測をまとめた新しいレポートを発表した。
それによると、世界のデジタル教育市場の収益は、2020年に93.5億米ドルだったが、2021年~2030年までの予測期間中に複合年平均成長率(CAGR)29%で成長し、2030年には1191億米ドルに達すると予測している。
こうした世界市場の成長に貢献している要因は、ネットワークへのアクセス性の向上、インターネットの利便性の向上、そして教育市場でのノート(PC)、スマホ、タブレットなどの接続デバイスの普及。
反面、世界市場の成長を遅らせる可能性のある課題として、社会的孤立、インターネットへのアクセスが限られていること、不正行為が避けられないこと、自己啓発、時間管理能力、理論に主眼が置かれていることなどを挙げている。
また、新型コロナで、国内の多くの地域で教室から急に遠ざかる事態が発生。学校が閉鎖された結果、様々な国の数十億人の学生の教育に影響が出た。
このような需要の増加により、デジタル教育プラットフォームの市場が拡大し、市場の成長を支えている。
デジタル教育は、このパンデミックの時にコーチングを提供し、学生の教育を継続するための安全で便利な方法を提供する。したがって、新型コロナの拡大は、世界のデジタル教育市場には好影響を示しているという。
2020年、世界のデジタル教育市場では、北米が最大のシェアを占めたが、これは同地域でデジタル学習プラットフォームが急速に受け入れられているため。
また、ネットワークアリーナと政府のパートナーシップや、研究者とデジタル教育のプロバイダーとの組織的な協力関係などの要因も、北米の市場成長を支えている。
生徒によりよい結果をもたらすために、組織内の技術者や労働者のスキルを向上させる必要性が高まっていることから、教育機関はデジタルプラットフォームやサービスの統合に力を入れるようになっている。
結果的に、新技術の受け入れにより、これらの要因が地域市場の成長を促進する要因にもなっている。
デジタル教育とは、デジタル技術やリソースを学習や教育に利用するこという。技術的に強化された学習(TEL)は、e-learningオンライン学習と呼ばれることもある。
学習を提供するために、様々なハイブリッド手法やイマーシブ手法を採用。オンラインでの活動に対面でのやりとりを取り入れたり、オンラインでの活動をクラスの外で実際の状況を分析して結論を出す反転授業を行ったりする。
学生は、デジタル教育を通じて、自分のペースで、都合のよい場所から学ぶことができ、様々な教育機関や企業組織が利用している。
関連URL
最新ニュース
- プログラミング教材「ライフイズテック レッスン」、松阪市の全市立中学校が導入(2024年11月25日)
- コクヨ×戸田市教委、「PBL型授業の質向上をサポートする教室」の実証実験(2024年11月25日)
- 通信講座比較サイト「ミツカル学び」、就活エージェントのカオスマップを公開(2024年11月25日)
- ワンキャリア、【2026年卒 就活実態調査】文系・理系共に志望業界1位は「メーカー」(2024年11月25日)
- Rita、「普段どんなスマホアプリを利用していますか?」(2024年11月25日)
- ミラボと教育ネット、らっこたん「全国タイピング大会(2024冬大会)」開催を決定(2024年11月25日)
- 佐藤学園、難関大学合格をサポートするオンライン学習コミュニティ「H Labo」発足(2024年11月25日)
- 崇城大学、「AIまちづくりコンシェルジュの社会実験」を熊本市で実施(2024年11月25日)
- ゲシピ、九州栄養福祉大学とメタバース教育提供企業として包括連携協定を締結(2024年11月25日)
- ソニーマーケティング×Arc&Beyond、少年院のプログラミング教育などに関する取り組みを開始(2024年11月25日)