2023年11月17日
コロナの行動制限解除後初の夏休み、「学生の帰省率は約90%」=共立メンテナンス調べ=
共立メンテナンスは16日、同社が運営する学生寮「学生会館ドーミー」と大学専用寮に入居する全国の学生578人を対象に実施した、「コロナ禍の影響に関する学生の意識調査」の結果をまとめ発表した。同調査では、新型コロナが第5類に移行し、大幅な行動制限が解除された後の学生生活についてアンケートを取った。
それによると、「今年の夏休みに帰省したか」を尋ねたところ、9割近く(88%・506人)の学生が「帰省した」と回答。「帰省しなかった」は12%(70人)だった。コロナ禍での長い期間のオンライン授業や自粛で対面の機会が減少していたことから、コロナ制限の解除後、家族や友人と過ごす時間を強く望んだ学生たちの気持ちが反映される結果となった。
「夏休みに何にチャレンジしたか」(複数回答)を聞いたところ、「久しぶりの親戚や友人との再会・帰省」55.9%(323人)、「国内・海外旅行」27.9%(161人)、「屋外での大規模イベント」19.4%(112人)、「インターンシップやボランティア活動」11.8%(68人)、「学問や専門技術の追求」11.8%(68人)、「新しいスポーツやアウトドア」7.6%(44人)という結果になった。
また、「春学期中(4月~9月)に初めて体験したことや挑戦したこと」(複数回答)を聞いたところ、「オフラインでの友人との再会や集まり」30.1%(174人)、「学外活動やサークル活動」27.3%(158人)、「学校施設の利用再開」23.5%(136人)、「新しい趣味やスポーツへの挑戦」20.2%(117人)、「海外旅行や留学への関心・計画」11.9%(69人)という結果だった。
コロナに起因した行動制限がなくなり、「これからチャレンジしたいこと」(複数回答)を尋ねたところ、「旅行や冒険」50.7%(293人)、「新しい趣味やスキルの習得」42.0%(243人)、「新しい友達との交流、人間関係の深化」38.6%(223人)、「健康やフィットネスの向上」24.2%(140人)、「留学や海外でのボランティア活動」23.7%(137人)という結果だった。
「新しい挑戦をする際に障壁と感じていること」(複数回答)を聞いたところ、「財政的な制約」67.3%(389人)、「時間的な制約」51.2%(296人)、「自信の不足や恐怖感」42.7%(247人)、「職業やキャリアに対する明確なビジョンの不在」22.3%(129人)、「必要な情報やリソースへのアクセス不足」14.4%(83人)が挙げられた。
また、「学生会館ドーミーは、新しい挑戦に役立つか」を尋ねたところ、経済面・時間の節約・サポートとコミュニティ・健康面・就職支援・アクセスとロケーション、で評価する声が寄せられた。
この調査は、「学生会館ドーミー」および大学専用寮の入居者を対象に、8月31日~9月10日にかけて、インターネットで実施した。有効回答者数は578人。
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