2022年12月16日
リスキリングでの教育ローン利用、約30%が「関心あり」と回答 =クラウドローン調べ=
クラウドローンは15日、全国の20~69歳の男女300人を対象に実施した、「リスキリング(学びなおし)への興味関心と行動の相関についての調査」の結果をまとめ発表した。
それによると、スキルや経験、キャリア形成などのためのリスキリングについて質問したところ「現在学んでいる」11.3%、「学ぶ予定がある、学びたい講座がある」7.0%、「現在予定はないが、今後必要があれば学んでいきたい」40.7%、「必要性を感じない」41.0%という結果的になった。
リスキリングに「取り組む理由」を尋ねたところ、「今のスキルや経験が将来通用すると思えないため」41.2%が最も多く、以下、「現職の仕事上で必要と感じたため」 33.3%、「転職を見据えてのキャリア形成のため」27.7%、「コロナ禍で働き方などが変化したため」19.2%などが続いた。
リスキリングを「考え始めた時期」を聞いたところ、「2020年より前」50.0%、「2021年」 26.5%、「2022年1~6月」14.7%、「2022年7月以降」8.8%という結果だった。
リスキングを始める人に「開始予定時期」を聞いたところ、「~2023年4月」42.9%、「2023年5月~8月」28.6%、「2023年9月~2024年1月」9.5%という回答だった。
リスキリングの「具体的な方法」を聞いたところ、「講座やセミナーなどに参加する」31.1%、「教材などを購入する」37.9%、「専門学校や大学に通う」10.2%で、費用負担を伴うリスキリングを検討している人が多かった。
このほか、「インターネットで検索して情報収集する」63.3%、「YouTubeなど無料動画コンテンツを活用する」28.2%もあった。
一方、リスキリングを「行えていない理由」を聞いたところ、「学習時間が確保できない」 46.9%、「自分に合った勉強の方法が分からない」22.0%、「何を学べばよいのか分からない」21.5%、「会社にその機会がない」25.4%、「費用負担が大きい」37.9%という回答が寄せられた。
リスキリングで「使える資金が不足している場合はどうするか」を聞いたところ、「キャッシングやローン、クレジットを活用する」は9.6%にとどまったものの、世代別では30代が「キャッシングやローン、クレジットを活用する」35.3%と他世代と比較して突出した。
リスキリングで「銀行ローンを利用することをどう感じるか」と質問したところ、ローンに関心があると言える「ローンに抵抗がないため良いと思う」「返済できる目途が立つのであれば良いと思う」「学べない期間の機会損失を埋めるためなら良いと思う」の3項目合計で約30%となり、世代別では30代が3項目合計で52%と高い関心を示した。
この調査は、全国の20~69歳の有職者男女(農業・林業・漁業従事者は除く)を対象に、12月1・2日に、Webアンケート方式で実施した。有効回答数は300人。
関連URL
最新ニュース
- LINEヤフーとキラメックス、⾹川県と連携し県内のデータ・AI⼈材育成を⽀援(2024年4月26日)
- アデコ、「エンジニア・プログラマー」が初めて中学生男子が選ぶ「将来就きたい職業」の1位に(2024年4月26日)
- 小中学校のFAX、教諭の86%が月に1回以上利用するも、過半数が廃止に賛成 =アドビ調べ=(2024年4月26日)
- リスキリング理解度は高まるが社会人の約4割は学習意欲なし =ベネッセ調べ=(2024年4月26日)
- じゅけラボ予備校、「難関私立大vsその他私立大」現役合格者の勉強時間比較(2024年4月26日)
- 昇給を実施する企業は「魅力を感じる」の回答が9割超 =学情調べ =(2024年4月26日)
- 滋賀県立大学と山田進太郎D&I財団、中高生女子のSTEM人材育成に向け連携協定を締結(2024年4月26日)
- WHITE、日本経済大学と「教育革新パートナーシップ契約」を締結(2024年4月26日)
- みんがく、文京区立第九中学校にて全校生徒・教職員に向け「生成AIリテラシー講座」開催(2024年4月26日)
- ShoPro、世田谷区立小で「探究学習プログラムコンテンツ」使用した授業実施(2024年4月26日)