2024年8月27日
岡山大学、総合技術部が「小学生のための工学実験教室2024」を開催
岡山大学の技術統括監理本部を構成する組織のひとつである総合技術部は25日、小学4~6年生を対象とした「小学生のための工学実験教室2024」を8月7日に開催したと発表した。
実験教室は今回で15回目。「スペクトル分光器を作ろう」、「3Dプリンターでオリジナル貯金箱を作ろう」の2つのテーマ(各定員10人)で実施し、小学生とその兄弟姉妹、保護者が参加した。
「スペクトル分光器を作ろう」では、はじめに講師の技術職員が、光のスペクトルとは何か、スペクトル分光器の作り方等を説明。その後、子どもたちははさみやカッターナイフを使って台紙から分光器のパーツを切り出し、光を分けるための回折格子、波長を測るスケール等を貼り付け、箱形に組み立てた。次に、組み立てたものに色を塗ったり絵を描いたりして、自分だけの分光器を完成。最後に、完成した分光器で白色の光(自然光、白熱灯、蛍光灯、LEDライト等)を見たり、ノートPCにさまざまな色を表示させたりして観察した。
「3Dプリンターでオリジナル貯金箱を作ろう」では、「貯金箱のフタのデザイン」と「貯金箱の本体に色塗り」の2グループに分かれた。貯金箱のフタをデザインするグループは、簡易的なモデリングソフトを使って、技術職員とテクニカルリサーチャー(TR)が参加者をサポートしながら、思い思いのデザインを完成させた。本体に色塗りをするグループは、アクリル絵の具でそれぞれの貯金箱を自分好みの色に仕上げた。また、工作センターの機械を見学するツアーも行なった。
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