2025年1月10日
一関高専、岩手・一関市と「スタートアップ共同宣言」を実施
一関工業高等専門学校(一関高専)は、岩手県一関市と「スタートアップ共同宣言」を2024年12月23日に行った。
同宣言は、同12月19日に提出された一ノ関駅東口イノベーション構想検討委員会報告書に掲げられた「いちのせき型エコシステム」の形成を目的として行われたもので、同校と同市が共同して起業支援に取り組むこと、同校から今後5年間で5社のスタートアップ企業が生まれるような支援になること、などをうたっている。
同宣言に基づき、今後同校では、アントレプレナーシップ教育を進めることでスタートアップ人材の育成に努めるとともに、生成AIを駆使した「探求型」学習の実践も進めていく。
共同宣言の概要
①一関高専と一関市は、「一関高専の在校生・卒業生から生まれたスタートアップ企業がいちのせき型エコシステムを形成するための支援」と「スタートアップ企業の技術的ギャップを埋めるための研究シーズによる一関高専と企業との連携」を共同で進める
②一関高専は地域の産業界、一関市、地域の関係機関と連携した「アントレプレナーシップ教育」を授業や学生の活動を通して進め、在学中のスタートアップ企業設立を促進する。また、特別な授業以外のすべての授業も知識のインプットとアウトプットに終始するのではなく、生成AIも駆使して「探究型」に改革していく
③一関高専は、「国立高専でのスタートアップは一関高専」を打ち出した入試広報を行い、全国での知名度の向上により広く学生を募集する
④一関市は、金融機関と連携して、金銭的支援に向けたマッチングや経営ノウハウの確立支援(法律面も含む)に取り組み、学生起業家が「スタート・リスタートができる地域」を目指す
⑤一関高専と一関市は、スタートアップ企業が持つ技術(シーズ)と地域で新たな技術を実装したい企業(ニーズ)とのマッチング機能の構築を進める
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