2017年11月15日
中学生の子どもを叱る原因は「礼儀・マナー」と「スマホ」
明光ネットワークジャパンは、11月22日の「いい夫婦の日」に向けて、中学生の子どもをもつ全国の保護者男女600人を対象に「夫婦の子育てに関する実態調査」を行い、14日、その結果をまとめ発表した。調査は10月27日~10月31日にインターネットで実施。
まず、子どもとの1日のうちの平均会話時間を聞いたところ、「1時間未満」との回答が54.3%と最も多く、次いで「1~2時間未満」28.5%、「2~3時間未満」8.0%と続いた。また、父親が子どもと会話する時間は母親よりも少なく、66.3%が「1時間未満」と回答。6割以上の父親が1日に1時間未満の会話しかできていない状況が分かった。
子どもと会話していると回答した582人を対象に、子どもを叱る頻度を聞いたところ、最も多かった回答は「2~3日に1度」で21.0%。次いで「月に1回以下」18.7%、「月に数回程度」15.8%と続いた。「叱ることはない」との回答も8.4%あり、家庭によって子どもを叱る頻度にバラツキがあった。
子どもを叱ることがあると回答した533人を対象に、子どもを叱る原因を聞いたところ、最も多かった回答は「礼儀・マナー」で65.7%。次いで「スマートフォン」33.8%、「ゲーム」28.7%と続いた。そのほか「生活態度」や「整理整頓や片付け」、「就寝時間・寝坊」といった回答も見られた。
子どもの日々の学習内容を把握しているかを聞いたところ、「把握している」と回答したのはわずか9.2%で、「どちらかというと把握している」との回答が38.3%。「把握していない」も全体の10.8%にのぼり、「どちらかというと把握していない」の18.0%と合わせると、28.8%が子どもの学習内容を把握できていないという結果になった。
子どもが将来後悔しないために大切にしてもらいたいことを聞いたところ、最も多かったのは「人間関係(友人)」69.5%で、次いで「礼儀・マナー」63.5%、「勉強」61.8%、「夢・目標を持つこと」55.5%、「クラブ・部活動」36.0%などが続いた。
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