2018年7月12日
iTeachers TV Vol.148 近大附属高校の小谷 隆行 先生(前編)
iTeachersとiTeachers Academyは11日、iTeachers TV Vol.148 近畿大学附属高等学校の小谷 隆行 先生による「板書をやめたら授業が変わった!〜セミ反転授業の可能性を探る〜(前編)」を公開した。
教育現場に求められる内容が多くなってきている今日、「授業中に板書を写す時間がもったいない」と感じ、あらかじめ全てのノートを生徒に配信するようにした。授業で教師が説明 する時間を極力少なくすることで、演習問題に取り組む時間を増やしている。「反転授業」という形式もあるが、全ての授業を反転にすることは難しいのため、1つの授業の中で、講義と演習を行える形に取り組んでいる。
板書を写していた時間を削減しただけではあるが、その効果は非常に大きいものだった。演習問題を解く場合も、1人で解くのではなく、グループを作って生徒同士が互いに教えあい、助け合うような環境を作るように心がけている。また、生徒がよく理解しきれていない部分を見つけることができ、適切なサポートもできるようになった。授業中に演習を消化してしまうため、宿題という形で問題を解く必要が無くなったのも、効果のひとつとして挙げられる。
小谷先生は、近畿大学附属高等学校で化学の教員として勤務。iPadの利用歴は長く、2010年に発表された初代モデルから使用している。学校でiPadが導入されてからは、iTunes Uや様々なアプリケーションの活用を模索。作成したiTunes Uは、2016年のベストに選出され、翌2017年にはApple Distinguished Educator(ADE)の認定を受ける。かなりのApple製品好き。
後半の「教育ICTなんでも3ミニッツ」は、玉川大学の小酒井 正和 教授による、「授業で使える!ツール活用講座」。今回紹介するのは「ものすごい図鑑」。
小酒井先生は、玉川大学工学部マネジメントサイエンス学科教授。博士(経営学)。専門は管理会計、IT マネジメント。1998年から青山学院大学でeラーニング授業開発プロジェクトに参加し、ビジネス演習コースの教材やITシステムの開発を担当。現在では、iPhoneやiPadを使った学生とのインタラクティブな授業を実践している。
□ 板書をやめたら授業が変わった!〜セミ反転授業の可能性を探る〜(前編)
最新ニュース
- 日光市、奥日光や世界遺産「日光の社寺」などの教育旅行向けメタバース空間を公開(2024年3月19日)
- 母子モ、母子手帳アプリ「母子モ」が高知県高知市で提供を開始(2024年3月19日)
- 日本漢字能力検定協会、全国の高校の5割以上が漢検を入試で評価(2024年3月19日)
- 「スキルアップの方法に関する実態調査」の結果を発表 =スキルアップ研究所調べ=(2024年3月19日)
- 小学6年生の1分間の入力文字数(中央値)83文字に =教育ネット調べ=(2024年3月19日)
- JAPET&CEC、「NEXT GIGA時代の教育データ活用」オンデマンド配信(2024年3月19日)
- 朝日小学生新聞×ドズル、全国の小学校5000校にインターネットマナーを学ぶ教材を無償配布(2024年3月19日)
- palan、AR作成ワークショップをN高・S高の体験学習プログラムで実施(2024年3月19日)
- 栗田工業、昭島市立多摩辺中学校で微生物燃料電池について学ぶ出前授業を実施(2024年3月19日)
- 小林製薬、兵庫・宍粟市の小学校で「正しいトイレ掃除⽅法」などの出前授業(2024年3月19日)