2025年12月18日
【キュビナ活用事例】ワークブックの作成・配信で学習データを利活用する〜評価への活用〜/福岡市立東光中学校
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2025年8月25日にCOMPASSが開催したオンラインイベント「先生に学ぶ!キュビナ活用実践セミナー」から、福岡市立東光中学校の事例報告「学習データを利活用する〜評価への活用〜」を紹介する。
発表は、福岡市立東光中学校の小糸慎司主幹教諭がおこなった。
ワークブックを中心に活用
本校では、ワークブック(先生が問題を選択し課題を配信する機能)をメインにキュビナを活用しています。ワークブックを活用することで、個人の取り組みや学級・学年の傾向を掴むことができます。
評価において大切なのは、分析結果をどのように活用するかということです。
「知識・技能」と「主体的に学習に取り組む態度」の評価
本校ではワークブックの正答率を「知識・技能」の評価の1つの材料として、進捗率を「主体的に学習に取り組む態度」の評価の1つとして扱っています。

年度初めの4月の職員会の時などに確認をして、学校全体でこのような学習履歴の評価への利用を行なっています。
こちらは、ダウンロードしたExcelシートの一部分です。
ワークブックで5問出題した生徒たちの、進捗状況や解答状況を表しています。
上から2番目の生徒は、5問100%の正答率で解きましたということがわかります。

キュビナのAIによる復習機能で誤答に応じて自動出題された問題がある生徒とない生徒がいますので、生徒の間違いなど学習状況を確認して、個に応じた指導に活かしています。
こちらは、キュビナを評価に入れる際の補助簿の一部(編集済み)です。

目的に応じてワークブックの配信条件を変更したり、評価反映の重みを変えたりしています。
例えば、演習として使用する際は、【時間制限無・ヒント有】で配信し、繰り返し取り組んでよいこととしています。確認テストとして使用する際は、ワークブックを【時間制限有・ヒント無】で配信し、解く回数は1回としています。
正答率を点数化し、演習とテストで重みを変えて、評価に反映しています。
「思考・判断・表現」の評価
評価については「思考・判断・表現」というもう1つの観点があります。
正答率を「知識・技能」、進捗率を「主体的に学習に取り組む態度」として評価に利用していますが、「思考・判断・表現」についても、配信するワークブックの問題によっては評価できると考えています。

例えば中学1年生の数学「文字式の利用」の問題の中には、「思考・判断・表現」を問う問題として適していると考えられる問題がありました。
教科や単元によって問題の数や内容に違いがあるので、どのような評価をするのか、生徒たちにどのような力をつけたいのかということを考えて、問題を選択・配信することが必要です。
自らの学習を振り返り、自ら学ぶ生徒が増加
また「主体的に学習に取り組む態度」の評価に関連して、本校では、自らの学習を振り返り自ら学ぶ生徒も増えています。
間違えた問題などを振り返り、単元の問題一覧から選んで解いたり、5分間復習の機能で問題に取り組んだりしています。
生徒の学び方をいくつかご紹介します。
赤い枠の生徒は、ワークブックで最も多く問題を解いています。
この生徒は、数学にやや苦手意識がありますが、問題数をたくさん解いて少しでも自分の力になるようにと考えて取り組んでいます。

また5分間復習(過去に解いたことがある問題などから、一人ひとりに最適な復習問題をAIが自動出題するキュビナの機能)を計画的に利用し、忘れた頃にもう一度自分が間違えやすいような問題に取り組んでいるということも伺えます。
青い枠の生徒も問題数が3040問と、平均に比べると大変多いです。さらに、間違えやすい問題などをピックアップして問題一覧から解いており、自分で調整して学習に取り組んでいる様子が伺えます。
紫の枠の生徒もワークブックの問題を多く解いていますが、問題一覧の中でもたくさん取り組んでいます。
問題一覧で解いた場合の正答率が低くなっていますが、苦手な問題を自ら取り組んでいるということが伺えます。

評価については先生方それぞれの考え方があると思いますが、子どもたちの何を見て、どのような力をつけさせたくて、どのような評価をしたくて、という目的を持ってワークブックを作成・配信することをおすすめします。
また、学校全体が同じ方向で評価ができることが1番ではないかと考えています。
「キュビナ」活用事例(福岡市立東光中学校)の発表を動画で視聴
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