2013年8月29日
NICT/世界初!ホワイトスペースの利用可能なタブレット端末を開発
情報通信研究機構(NICT)は27日、テレビ放送帯で通信可能な携帯型タブレット端末を世界に先駆けて開発したと発表した。
端末は、NICTが開発したホワイトスペースデータベースに問い合わせ、テレビ放送帯の470MHZから710MHz帯域のホワイトスペースで無線LANの技術を活用した移動通信システムを運用する。
また、無線LANの従来の周波数(2.4GHz)も利用でき、ネットワークマネージャの制御により、トラフィック量などに応じて自動で通信周波数帯を切り替えが可能。
今後、携帯型タブレット端末によるホワイトスペースの利用が可能になれば、据置型の機材を利用した固定地点間の通信だけでなく可搬利用の道も開け、さらなる周波数資源の有効利用が期待できるといいう。
タブレット端末の主な仕様/規格
OS:Android2.3
商用ネットワーク:HSPA+/WCDMA/GSM/GPRS/EDGE 対応
(mini PCI Expressカード内蔵)
WiFi:802.11b/g/n (2.4 GHz)対応
GPS:受信機内蔵
ディスプレイ: 10.1インチ 1366 × 768ドット
カメラ:前面 1.3 メガピクセル、背面 3 メガピクセル
電源:アダプタ5 V, 2A
バッテリ: 3.7 V/9000 mAh (リチウムポリマ)
サイズ:268mm(L) × 170mm(W) × 35mm(H)
問い合わせ先
NICT ワイヤレスネットワーク研究所 スマートワイヤレス研究室
電 話:046-847-5076
swl-white-space@wireless.nict.go.jp
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